山本長官率いる、空母6隻の主力艦隊による奇襲攻撃。
当時の日本軍パイロットの技術は世界一。さらに航空機の性能も世界トップ水準。
特に、空母、赤城・加賀・倉龍・飛龍のパイロットは抜群。
翔鶴・瑞鶴の搭乗員は、若干未熟。
この真珠湾攻撃は卑怯な不意打ちと言われている。
なぜかというと、アメリカ在住駐日大使が12月8日に宣戦布告文章を提出しなければならなかったのだが、
文章に記載ミスが多く、訂正しているうちに、大本営が戦争に突入してしまったわけである。
(大本営=軍中枢機関とでも、考えて下さい)
ここで、日本軍に取って脅威であった、アメリカ太平洋艦隊を壊滅させ、
東南アジア進出の機会を得るわけである。
(ここでアメリカの空母は外洋演習に出ていたため、被害なし)
以前、流行った 映画「パールハーバー」について、マニアから言わせて頂きます。
まず、太平洋戦争に興味のない人は、日の丸を付けたプロペラ機を見ると、
「ゼロ戦だ〜」といいます。
しかし、「パールハーバー」にはゼロ戦は出てきません。
え?と思った方も多いことでしょう。
当時の空母艦載機は
零式艦上戦闘機21型 (通称ゼロ戦)
97式艦上攻撃機 (通称97艦攻 魚雷攻撃を担当)
99式艦上急降下爆撃機 (通称99艦爆 急降下して爆弾を落す)
だったら、ゼロ戦は映画で出てきたはずじゃん。
それに空中戦してたじゃん、という方も多いことでしょう。
しかし、翼の形がゼロ戦ではないのです。
どれも、同じ翼の形をしていたし、それに形自体も
97艦攻とゼロ戦を足して2で割った形なのです。
だから、ゼロ戦は登場してないと、申し上げたわけです。
それと、主人公の乗っていた飛行機は(多分 P−40)
この飛行機は時代遅れの2線級戦闘機。
ゼロ戦は、最新鋭の超一流戦闘機
はっきり言ってゼロ戦の相手ではないのです。
それに、いくら日本機は防弾が弱いとはいっても、
12,7mm機銃を1発くらっただけでは、翼が吹き飛んだりしません。
そこんとこが、「パールハーバー」を見ていて 強い不満を覚えました。
まあ、映画なんだから・・・といえばそれまでなんだけどね
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