1942年 5月 7日〜8日 珊瑚海海戦



歴史上初の空母対空母の決戦。

戦略は日本軍勝利、戦術はアメリカ軍勝利。

分からない人も多いでしょう。

つまり、日本は世界各国の国と対戦していたわけであります。

アメリカはオーストラリアを軍備増強し、インドネシア・パプアニューギニアに展開していた

日本軍を撃退しようとしていた。

日本の戦略はアメリカ・オーストラリア遮断作戦。

アメリカの作戦は前述の通り、アメリカ領とオーストラリアを補給線で結ぶこと。

ここで、オーストラリアとフィジーなどの線上にある

ガダルカナル島などで激戦を繰り返していた。

この時には、飛行機が強いという認識があり、島に飛行場を作ることが望ましい。

しかし、激戦の最中にはなかなか作れず、空母を派遣して

敵艦隊や、基地を攻撃しようとする。



海戦第一日目は

日本の軽空母 翔鳳が沈没(艦載機数30機)
アメリカは 駆逐艦1隻と油漕艦1隻が沈没。

このとき、日本は翔鳳以外の空母は 正規空母の 翔鶴・瑞鶴(同型艦・搭載機数84機)の3隻 

アメリカ側は正規空母2隻。

また、国力が全く違い、日本の空母1隻は非常に貴重品。

その小型空母といえども 撃沈されたわけである。

翌日は アメリカ側の正規空母レキシントンを撃沈という大戦果を挙げる。

しかし、日本は翔鶴が爆弾3発を飛行甲板に受け、飛行機の使用が出来なくなる。

それ以外にも、薄暮攻撃を敢行し、敵空母を発見できず、燃料切れで海に墜落する

ベテランパイロットの損失大。

結果、日本空母は瑞鶴は健在ながらも、航空機不足により、撤退。

アメリカ側も被害が大きく撤退。

戦果で見れば日本の勝ちではあるが、オーストラリアとの補給線を構築されてしまい、

結果としは、日本軍の作戦失敗。







                     豆・太平洋戦争記へ