歴史上初の空母対空母の決戦。
戦略は日本軍勝利、戦術はアメリカ軍勝利。
分からない人も多いでしょう。
つまり、日本は世界各国の国と対戦していたわけであります。
アメリカはオーストラリアを軍備増強し、インドネシア・パプアニューギニアに展開していた
日本軍を撃退しようとしていた。
日本の戦略はアメリカ・オーストラリア遮断作戦。
アメリカの作戦は前述の通り、アメリカ領とオーストラリアを補給線で結ぶこと。
ここで、オーストラリアとフィジーなどの線上にある
ガダルカナル島などで激戦を繰り返していた。
この時には、飛行機が強いという認識があり、島に飛行場を作ることが望ましい。
しかし、激戦の最中にはなかなか作れず、空母を派遣して
敵艦隊や、基地を攻撃しようとする。
海戦第一日目は
日本の軽空母 翔鳳が沈没(艦載機数30機)
アメリカは 駆逐艦1隻と油漕艦1隻が沈没。
このとき、日本は翔鳳以外の空母は 正規空母の 翔鶴・瑞鶴(同型艦・搭載機数84機)の3隻
アメリカ側は正規空母2隻。
また、国力が全く違い、日本の空母1隻は非常に貴重品。
その小型空母といえども 撃沈されたわけである。
翌日は アメリカ側の正規空母レキシントンを撃沈という大戦果を挙げる。
しかし、日本は翔鶴が爆弾3発を飛行甲板に受け、飛行機の使用が出来なくなる。
それ以外にも、薄暮攻撃を敢行し、敵空母を発見できず、燃料切れで海に墜落する
ベテランパイロットの損失大。
結果、日本空母は瑞鶴は健在ながらも、航空機不足により、撤退。
アメリカ側も被害が大きく撤退。
戦果で見れば日本の勝ちではあるが、オーストラリアとの補給線を構築されてしまい、
結果としは、日本軍の作戦失敗。
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