パラグライダー

あれは忘れもしない、5月。
当時、スキューバかパラグライダーのどっちかをしたいなぁ〜と思っていたものでした。

だが、しかし、スキューバは資格とか、講習を受けないとダメよ。

と言われたので、パラグライダーをすることに。

最初に箱根パラグライダースクールに電話する。

だが、いつかけても留守電。

おんめ〜〜やる気あんのかぁ?と思い、次なる「山中湖パラグライダースクール」

に電話する。

「あんの〜今度の土曜日にさ お宅様でパラグライダーちゅーもんをしてみて-んだがよぉ」

「あ〜、どんぞどんぞ 来てくんなまし。 持ち物は軍手だけでいいでよぉ〜」

「∠( ̄◇ ̄) アイアイサ-!!」

「集合時間は9時だかんよぉ〜 遅れるなよぉ」

と予約を取る。


パラグライダースクールはあっちこっちにありますが、注意点があります。

料金はどこも1日10000万円ですが、場所によっては

丘のようなとこから 少し走り、少し浮いて終わり。

そんなとこがいっぱいあるのです。

そこんとこを注意し、調べてから電話してください。

だって、嫌でしょ?ちょっと浮いただけで終わりなんてさ。

もちろん わたくしは、ちょっと浮いて終わりなんて嫌だったので、

ちゃんと飛べるとこに行きました。(情報は収集してなく、運頼みだったのだが)


スクールの場所は山中湖北岸の山です。

見渡す限り木が生い茂ってます。

飛べるようなとこはありません。

どこで飛ぶんだろう?と思っていると

スクールの車連れ去られ、山を登っていき、斜面に到着。

そこで簡単な講習を受ける。

簡単に言うと、

両腕を上に上げていると、上昇。

肩まで下げると降下。

片腕を下げると、下げた方向へ旋回。

説明を受け、パラグライダーを装着。

これだけの説明だけで飛ぶのかよ!?

半信半疑です。

とりあえず、見本を見たいなあ、と思う。

まず、先頭バッターが飛び出していきます。

少し飛ぶ。すると、下のほうからマイクで

「右肩!」と声が聞こえる。

そうです、下から指図してくれるのです。

しかし、トップバッターは敢え無く30m飛び、右方向にある

木に激突!パラグライダーが絡まります。

にもかかわらず、救助隊はおらず、自力で脱出しなければなりません。

こわぇ〜〜〜〜。もうちょっと見本を見てからじゃないと飛べないなあ。

「はい、次、キミ!」

「え?わたくし?」

「そう」

まぢかよ〜〜〜!!!

しかし、飛ばなければ来た意味がありません。

斜面を少し駆け下りふわりと浮きます。

「うわ!飛んだ!」

マイクで色々指示を出してくれます。

しかし、距離200m 

はっきりと聞こえません。

なので、「え?もう一回!」

と声を出すが聞こえるわけはありません。

よくわからない操作をしながら懸命に落ちないように操縦します。

50m先の左の木に激突しました。

まあ、激突とは言っても、痛くはないんだけど、当たる瞬間は怖いよ、やっぱり。

とまあ、何回か飛んでくるうちに慣れていきます。

その日は風が強いため、素人向きの天候ではありません。

3回目のときなど、一気に50m上昇してしまい、

「オレ、どこにいっちゃうんだろう・・・山中湖に着水したらどうなるんだろう・・・」

想像は膨らみます。

(ビギナー用のパラグライダーではそこまで飛距離と滞空時間はありません)

まあ、上から見る山中湖は優雅なもんですよ。

面白くて何回も飛びたいのだが、疲れる。

もちろん、飛んでいるだけなら疲れません。

200m降下するということは、200m以上の道なき山道を登るのです。

これがキツイ。

喉も渇くが、上には自販機はもちろん、トイレもありません。

女性が催したら、どーするんだろーとは思った。

結局、わたくしは5回飛びました。が、しかし

ゴールには円を書かれているのだが、そこに着地は一度も出来ませんでした。

ヘタっていうなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!






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