2003年 8月 入院体験記 




8月2日〜4日まで地元の総合病院に入院することになりました。
 
2日朝、午前10時に東館7Fの記録室に来てください、と連絡をもらい入院患者であるにも関わらず、1号車(原チャリ)で行く。
原チャリを止め、エレベーターで7階まで上がる。
そして記録室の前に行き、一人だけいた、少しかわいいねーちゃん、、、いや、看護婦ちゃんに声をかける。
「すいませーん、今日から入院することになったスピンです」 
看護婦
「スピンさんですね。では担当の看護士を紹介しますから、そこのテレビ室でお待ちください」
 
テレビ室って・・・テレビが1台とボロいソファが2組あるだけのきったね〜部屋だなと思い待つ。
もちろん、(○ ̄ 〜  ̄○;)ウーン・・・ とりあえず若い看護婦ちゃんならいいや。おばちゃん看護婦だと嫌じゃなあと考えること数分。。。。
 


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 
(ヘ;_ _)ヘ ガクッ
 
病院替えたいと心の中で叫ぶ!!
 
なぜ?ってそりゃあ、あんた・・・・
若いことは若い・・・だけど、、、、、完全に1本取られました。
それは好みのタイプとかいう以前の問題である。。。。。。
 
だって、おとこなんだもん・・・。
そりゃあ、おとこの看護士が(正確には女性も看護士である)いるとは思ってはいたけど、確率なんて低いだろーと、、
 
看護士
「今日1日にスピンさんの担当になります ○○です。よろしく」
オイラ
「こちらこそお願いします」  (表面上はにこやかに・・・)
 
と、4人部屋に連れられて窓際のベッドを案内され荷物を置く。
簡単な質問と入院の心得ちゅーもんを渡され、
看護士
「では、今日はあとはなにもありません。昼食から出ますのでお大事に」
 
ええと、今の時刻は10時15分。病院に着いてから、まだ15分しか経っていません。
就寝時刻は21時です。とりあえず暇である。
んーなことより、入院の楽しみがゼロやんけ!!!
せっかく、入院したのに なんで男の看護士なんじゃ!!!
きっと、アイツはかわいい看護婦ちゃんに囲まれ毎日ニタニタしながら仕事してやがんだな!
それに、「今日はあたしがお弁当作ってきたよ、はい、アーンして」とか・・・
くっそ〜 あんな色白でメガネで小太りの、いわゆる、家でお人形さん遊びしてそうなクセに〜〜ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!

とかなりの被害妄想をしながらベッドでふて寝をすることに。。。
 
いや、、、まてよ、、、、{今日}の担当って言ってたな。ってえと、明日は違うんだな
\(o⌒▽⌒o)/ わあ〜〜〜い 
暇だから 本とかの買出しに行こうっと
ルンルン気分で病院外に外出。
右腕に入院者全員に装着される「ネームバンド」が気にはなるが本屋で
少女マンガコーナーにあった、分厚い「本当になける話」という雑誌と暇なときに買う「週間賃貸情報」を購入。
ちなみに、一人暮らしをする予定もなければ、無論結婚する予定なんてものはありません。(ノд・。) グスン
 
ってか、暑い。。。コンビニでアイスを買い食べながら、病院に戻る。
すると、先ほどの担当看護士(デブ・メガネ・色白)が
「外出してたんですか?」
オイラ
「はい」
看護士
「ダメですよ〜勝手に出歩いては!」
オイラ
「あ、そうなんですか?」
と、言われてみれば当たり前のことである。
 
どーやら、オイラのことを探していたようである。
用件は
「ウチの看護婦がスピンさんと退院後飲み会を開いてほしいそうなんですが・・・」
 
なんてあろうはずもなく・・・・・・
医者の説明があったそうなのだ・・・。
 
そんなん聞いてねーよ。だって、さっき、用はないって言ってたじゃん。
 
素直に病室に戻り、病院なのに、携帯メールを乱れ撃ちし (届いた方、くだらないメールでごめんなちゃい)
マンガを読む。。。
その後
看護士が、フライパンを叩きながら、メシだぞ〜喰え! と、初めての世間一般で言う「マズイ」病院食を食べる。
σ( ̄、 ̄=)ンート・・・   あんまり美味しくなかったです。はい・・・。
 
その後、友達が突然お見舞いに来てくれ、開口一番
「若い看護婦さん いねーな!」
と、吐き捨て速攻で帰宅したことや夕飯も
これって「朝食のメニューじゃないのか?」
 
も終わり、就寝の時間になる。
訪れた「看護婦ちゃん」が血圧などを測ってくれている。(体型はがっしりタイプで優しい瞳がステキな子)
 
や、やっぱり、あの「おとこ」は今日の昼間だけだったんだ!(@⌒▽⌒@)v
と、内心 ガッツポーズを出しながら、看護婦ちゃんの話を聞く。
看護婦
「今日は、睡眠薬と下剤を飲んでもらいます」
オイラ
「一緒に飲んじゃって大丈夫なんですか?」
看護婦
「大丈夫ですよ〜」
オイラ
「( ̄Д ̄)エー だって、寝ウンコしちゃうんじゃないのぉ?」
率直な意見を言ってみる。
看護婦
「大丈夫ですよ、下剤は明日の朝効くようになってますから」
オイラ
「わかりました。じゃあ、おやすみ〜 愛しのマイハニー」
 
と、無難な会話で終了。
 
1時間30分経過・・・。
現在22時30分。
 
おめめぱっちり!
寝れねーじゃん!
これなら、看護士休憩室へ行って、看護婦ちゃんとおしゃべりしたいなあ、と叶わぬ願望をいだきながら眠りにつく。
 
8月4日朝
目が覚めるが実に即効性のある睡眠薬のおかげで、10分寝て5分起きるの繰り返し。
翌朝に効く睡眠薬なんて素晴らしい!と思いながらベッドの上でまどろむ。
今日は9時から手術なので朝食はナシである。
 
が、昨日とは違う看護婦ちゃんが来て
「都合により、14時からに変更になりました。よろしいですか?」
オイラ
「よろしくないです」
看護婦ちゃん
「医者の言うことはちゃんと聞いて下さい!」
一括され、お預けを喰らっていた朝食を食べる
 
{*2, 158cm 46kg 10人並の顔立ち)}
 
13時30分ころ、同じ看護婦ちゃんがオイラの元にニコニコしながら駆け寄ってくる。
o(@^◇^@)oワクワクしながら、なんて言ってくるのか楽しみにしていると、、、
 
看護婦ちゃん
「座薬をいれますから、お尻を出してくださ〜い」  (痛み止め)
オイラ
「じ、じぶんで入れますよ」
看護婦ちゃん
「わたしは患者さんの看護・お手伝いをするのが仕事なんです」
オイラ
「で、でも、、、そんなことをしてもらっては、先祖代々 各国の客卿を輩出している我が家の伝統に似つかわしくないし、それに末代までの恥だから、自分でいれます」
と懇願し、渋る看護婦ちゃんを納得させる。
 
 
ここで、オイラの病名を知らない人へ説明をすると、
「腎臓・尿道結石」である。  ちなみにこの時まで
「腎臓胆石」だと思っていた。 (違いがなんなのかわからないけど)
 
手術室へ行き、浴衣のようなものに着替え待っていると、女医先生が出てくる!
この女医さん、オイラが救急外来に担ぎこまれたときに診てもらった先生なのである。
 
この先生は 若く、美人でスタイル抜群(まぢ) 医者という仕事上の性格上忙しいらしく肌が少しあれてはいるが素晴らしいのです! (なにが?)
だからイヤなのである。尿道は限りなく下腹部にあります。だから恥ずかしいのです。
 
で、救急病棟に担ぎ込まれた当時のことを走馬灯のように思い出すと、
「はい、お注射しまちゅよ〜  ちょっと痛いけどガマンして泣かないでね〜 男の子だもんね〜」
などと、ひょっとしたら、オイラよりも年下かもしれんのに、オイラを子供扱いした女医さんである。
 
話を戻し、治療方法は 振動波による結石の粉砕 である。
その機械ちゅーもんは、基本はベッドなのだが、一部に半径40cmくらいの軟質プラスチック?のような半透明な部分があり、そこから振動波を当て、石を砕くのである。
 
その振動というのが、空気の玉のようなものを体に当て、そのときに生じる超音波で砕くらしい。
 
女医さん
「そこのプラスチックのとこに湯を張るので、パンツも脱いで下さい。そうしないと、服が濡れちゃいますから」
 
顔のわりに言うことがキツイです・・・。
 
オイラは濡れてもいいんだが、小心者のボクちゃんは逆らえないし。
仕方なく オチ○チンが見えないようにうつ伏せに寝る。
 
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無駄でした・・・・・・・・・・・・
寝たまでは良かったんです。。。。。
ちゃんと、半透明なとこの中心部にアソコは持っていきました。変な動きをさせられながら・・・。
 
その半透明なプラスティックの下に機械の作動装置があったのです。
半透明ですが、みられちゃいました・・・。
 
 
女医さん 
「まだまだね」
と、無言の視線にオイラは顔を赤らめながら、左手を上に伸ばされ、なんかを指にはめられ、右腕は血圧計をはめられ、背中は心電図の聴診器を当てられた妙な格好で横たわる・・・。
 
女医さん
「では、はじめまーす」
 
なんか、よーわからんものが下腹部に当たる。
だいたい1秒に1発の割合で・・・。
表面上は痛くはないのだが、振動が内臓に響きわたり痛い!
痛み止めを肩に打って貰うが痛い!
おまけで、その注射がアザで残っている。
だんだんと振動が強くなり、また、多少ぶれるせいで痛い。
痛みを説明は出来ないけど、とにかく痛いだ!
 
ぶれて痛いのはそうです!あそこに当たるんです!!
キン○マに・・・。
男性ならわかるでしょう! あの痛さなんです。はい・・・
 
動いてはいけないから、動かずにもがき苦しむんでいると、心電図の変化でわかるのか、
女医さん
「痛いですか?」
オイラ
「キ○タマににあたらないようにしてくれませんか?」
女医さん
「男の試練よ」
オイラ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 
この手術・・・女性のほうが絶対に痛みは少ないよな。と考えつつ45分間の治療時間終了。
 
これからが問題。
オイラは前はすっぽんぽんで背中に浴衣を羽織っているだけです。
 
女医さん
「浴衣を濡らさないようにおきあがってくださ〜い」
 
ちなみに、最初から別の看護婦ちゃんも近くにいます。
看護婦ちゃんと女医さんが別々のほうからオイラをみています。
 
{*,3 160cm 51kg 顔には吹き出物のアトがたくさんあるが、かわいい}
 
オイラはとにかく、これ以上みられないように隠しながら起き上がります。
 
女医・看護婦
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
オイラ
「(*μ_μ) ぽっ♪」
 
このあと、レントゲンを撮り石が砕けているのを確認し、病室へ戻る。
 
 
しばらくして、女医さんが訪問してくる。
チャンスである!
 
なにがって? そりゃあもちろん
 
「「女医さんを口説いて逆玉&豊かな老後を送ろう計画」」   の発動である。
 
オイラ
「救急外来で先生に診てもらったんですが、覚えてますか?」
女医さん
「え?そうだったかしら?ああ、そうだったかもしれないわね・・・」
 
完全に忘れ去られていました。。。。。。。。
まあ、当たり前でしょうが・・・・・。
 
突然思いついた計画はすぐにダメになりました。
 
 ここで一句
 
「石取れて医師取れず」
 
でもね、治療するとこに居た、看護婦ちゃんは救急病棟に行った時に、その子もいたらしく、オイラのことを
覚えていてくれたらしい。

オイラ 
「どうして、あの看護婦さんはオイラのことを覚えていてくれたんですかね?」
と、もしかしてオイラが若くてハンサム(謎)で好みだったのかな?と淡い期待を持ちながら、女医さんに質問。

女医さん
「なんでかしらね」

淡い期待で終わりました。。。

 
ええと、
「「看護婦ちゃんを口説いてウハウハの夏‘03作戦」」    メールを読んだ方ダブリでごめんなさい。
も作戦失敗です。
だって、日替わり・時間変わりで訪れる看護婦ちゃんが違うんだもん。 
話をする暇なんてない!
 
と、夜になり、抗生物質の点滴を受けながら、院内をうろちょろ動き回り、
そうです!あの、三脚のような点滴する装置を片手で持ながらの移動です。

あれって、入院前までは動きにくそうだな・・・と思っていたんだけど、たいした事はないんだよね。

夜が来て 次の朝になり
入院費85440円支払い退院しました。 (高い!)

看護婦ちゃんと出会えず、一体なんのための入院だったのか疑問に残る入院体験記でした。。。
(病気を治すための入院に決まってるだろ! の ありきたりなセリフはご勘弁を・・・)




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