1999年12月

 4泊5日 神奈川〜浜松〜三重〜京都〜紀伊半島 一人旅

車での長距離一人旅。10万円を手に持ち以前から行きたかった奈良県天川村天河神社を目指す。

1日目
16時自宅を出発、関西方面を目指す移動だけの日。

この日のみ、宿に予約を取り、浜松で一番安いビジネスホテルへ向かう。

順調に東名で浜松に着き、宿を探す。

市街地にあるはずなのだが、路地に入るとビジネスホテルがぎょうさんある。

路地を2周回り、発見。

部屋に入ると、かなり広い、しかしボロい。

なにせ、歩くと床がへこむ。

おいおい、チョット待て!床が陥没しやしないかぁ?

ちなみに体重は61kgの標準です。

デブではありません。

まあ、100kgの巨漢の人が泊まっても落ちることはないだろうが、少し不安。

少し気にはなるが、浜松を探索&夕飯タイム。

さすが、静岡県1位の人口都市である。

なかなか栄えている。

21時を過ぎた時間なのだが、閉店している店もそこそこある。

ちょっとビックリしたのが、普通の居酒屋と風俗店が隣り合わせにある。

まずいんじゃないかぁ?と思いながら歩く。

しかし、一人で入れる店がない。

とにかく、歩く

!!!!!!!

ミスタードーナツに行列が!!!

なにがあるのか?と覗く。

しかし、なにもない。

イベントをしているわけでもないのに、道路まで、待ちの人だかり。

謎だ・・・。

夕飯は、それだけは避けたかった、ラーメン屋になってしまった。。。

宿に帰り、風呂の湯を溜めるが、湯がぬるい。

35度くらいにしかならない。

今は冬です。。。さすが?5300円のホテル。

あきらめて、入るが、かえって寒くなった。



 2日目
愛知県初突入!

知多半島と渥美半島を一周。

いけどもいけども海とのどかな田園風景ばかり。

それと、マラソン大会があるらしく、道路閉鎖の恐れがあるため、急ぐ。

でも、急ぐと行っても、目的があるわけではない。

ガイドブックを見て、有名なとこを目指しているだけ。

とりあえず、福浦温泉?だっけ?を見るが、ホテルが数件あるだけ。

唯一時間を潰した?とこは渥美半島と知多半島を結ぶ、フェリー乗り場。

でも、貧弱だったなぁ。

昼は当初は知らなかったが、名物の「みそかつ」を食す。

みそかつは、乗鞍高原スキー場のゲレ食で1度食べたことがあったけど、

そのときの事をちょっと思い出した。

と、二日目の宿からは、行き当たりばったりの現地での宿探し。

なにせ、おおまかな予定は立てたが、どこまで行けるかなんて考えてない。

ただ、3日目に京都のナン君の家に行くので、それなりに近づかなければならない。

ちゅーわけで、三重県、亀山市で投宿。

ここは鈴鹿サーキットのある鈴鹿市の隣町。

有名?な亀山城のあるとこです。

とはいっても行きませんでしたが。。。

ホテルは普通の5階建てのとこです。

ロビーは豪華な感じの綺麗なホテル。

昨日はボロいとこで懲りたのできれいなとこを探したのら。

料金は5500円だったと思う。

本当に何の変哲もないホテル。

 3日目は国道1号線で伊賀や甲賀を通り抜ける。

ここが忍者で有名なとこかぁ。

でも、忍者がいそうな気配なんてないなあ。。。

当たり前ですが。。。

国道1号線・・・この道路は自宅の近くから続いている道路。

なので、遠くに来たイメージが薄れる。

と、昼前に京都に入り、タクシー運ちゃんのナン君と会う。

京都なんて中学の修学旅行以来。

タクシー運ちゃんなんだから、穴場や有名なとこを案内してもらおう!と意気込む。

で、待ち合わせし、わたくしが早速

わたくし「有名なとこに案内して!」

ナン君「正面に見えるあの高い建物が○○の本社ビルです」

わたくし「そんなんじゃなくて、観光名所!」

ナン君「ないです」

ヾ(--;)ぉぃぉぃ ないわけないだろ!

まあ、地元に住んでいると、名所も対したものだとは思わないんだろうなあ、と感じる

しかし、京都まで来たのです。

二条城に行きたい!と提案

しかし、あそこは遠い と即答。

ま、なんだかんだ、平等院・滋賀県まで行き、琵琶湖巡り。

ナン君の家に泊めてもらうつもりが、なんか無理っぽい・・・。

仕方なく、奈良県、天理市に向かう。

しかし!ホテルがない!

立派な建物のホテルはあるが、1泊8000円なので辞退。

一戸建ての家を改造したビジネスホテルがあったのでそこにするが、5000円である。

なんか、あやしいとは思ったが、きれいなのである。

部屋は6畳の空間にユニットバスをいれているので、多少狭いが、きれいなので満足。

ここで天理市街を説明すると、

高校野球で有名な天理高校のあるとこです。

ここは天理教の信者が集結しているような街なんだと実感する。

なぜなら、駅から天理まで商店街が並び、しかも全て屋根付きのアーケード。

全長1kmはあろうかと思えるほど巨大なもの。

もちろん、巨大な商店街があるので、大型スーパー・デパートの類は一切ナシ。

さらに、天理教に関する看板も多い。

 中学生の野球部員と思える1年生が5人信号待ちしている。

そこへ上級生と思われるチャリンコ5人組が現れる。

すると・・・・

「おっす・おっす・おっす・おっす・おっす」

と、一人が5回「おっす」を言う。

しかもでかい声。

おまえら〜1回でいいやんけ!と思う。

まあ、上下関係が厳しいとこなんだとは感じたけどね

 ところで夕飯である。

商店街の店は多いが時間は20時でどこも閉店している。

少し路地に入ると、定食屋があったので、そこで焼きそば定食450円にする(安い!)

宿に帰り、100円有料有線放送を見てみる・・・・・・・・・・・・・・・・・


 4日目
待望の天河神社に向かう。

飛鳥を通り越し、山方面にへ侵入。

だんだんと家が少なくなっていく。。。

国道も狭くなる。

天川村が近くになるにつれ、国道のセンターラインはなくなり、対面通行もやっとの状況。

ってか、ここって今、国道を走っているんだよな?となんども確認をしたくなる。

つーか、確認する。

ちゃんと、国道標識はある。

でも、地図で見ると天河神社って国道に面してないんだけどな。。。

神社に行って戻れるかな?と不安になる。

とまあ、神社に着くのだが、天河教10万人の信者がいるわりには、小さい。

能の大会?が大々的に行われるのに、小さい舞台で大丈夫なのかな?とも思う。

まあ、とりあえずはお参りだね。

階段を登り、礼拝場に行くのだが、おばちゃんが4人固まっている。

最初は近所のおばさんが世間話をしているのだろうな、と思うが、違うらしい。

どうやら、お参りをする人が来たら、神様を呼び出してくれるらしい・・・。

しかし、客はわたくし一人なのに、人が見ている前でお参りをするのは恥ずかしいんだよね。

自分にしか聞こえないくらいの音で拍手わ打つ。

それにあわせて、おばちゃんたちが、声を出す。

なんか嫌だったなあ。

ちなみにここは一人で考え事がある人にはもってこいのとこだよ〜

さて、信者が持つと言われる、「いすず」を観光客にも売っているのだろうか?と思い

土産屋を見るがやっぱない。

仕方なく、他のものを買い、退散。

しかし!道が分からない。

国道は たしか中央線もない道だった。

それでは私道なのか、国道なのかわからない・・・。

うろちょろまわるが分からない。

次の目標は熊野神社。

とりあえず、川沿いの道を走ることにする。

しかし、途中で行き止まりなんじゃないか?と思ったりもするが、平気だった。

途中、日本一大きい村の「十津川村」を通る。

行けども行けども、村から出ない。

途中の道の駅で蕎麦粉10割の蕎麦を出す道の駅があったので寄る。

一人旅で虚しいのは、なんといっても食事をするときです。

しかも、有名な店や名物料理屋へははいりにくいのです。

道の駅だから入りやすかったけどね。

さっそく、10割そばを頼む。しかし、素人が蕎麦を打ったらしく、麺が細かくなっている。

素人では長くつながらないんだよねえ。10割は・・・

まあ、蕎麦のコシと香りは味わえたから良しとするか。

昼食を食べ、またまた走るが本当に山の中の1本道である。

いい加減、見飽きた景色にうんざりしていたときに、熊野神社に到着。

ここも有名なとこ。

でも、境内は広いけど、本堂が小さくびっくりする。

人は平日なので 誰もいない。貸切状態でした (笑)

ほんで、次は和歌山県那須大社である。

ここは隣り合わせに 那須の大滝があるとこ。

高低差80m。ドドドの音が耳に心地よい。

大社は山の上にあり、登るのに多少体力がいるが、景色はバツグン

建物も綺麗。いいねえ。

マイホームゲレンデならぬ、マイホーム神社にしようかな?

って、するわけないだろ!!!遠すぎるし、必要ないしね

と、ここで16時。

明日は家に帰らなければならないので、家のほうに戻らなければならない。

ちなみに那須大社は和歌山半島の先っぽのほう。

宿も早く入らなければ、埋まってしまうかも、、、と心配もあり

かっとばす!

結局、三重県尾鷲市に投宿。

ビジネスホテルにしてはめずらしく畳の6畳

部屋にはストーブとテレビしかないので広すぎ!

もちろんベットではありません。

風呂は共同風呂なんだが、誰もいない。

大きい風呂を貸しきっちゃいました。

ここでの夕飯は、どうしても肉が食べたくて食べたくて仕方がなかったのです。

定食屋を探すがない。

歩き回って見つけたぼが、な、なんと宿の近く。

歓び勇んで入店

!!!!!!!!!!!!

しまったぁ!!!!!!!!

お好み焼き屋だったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ToT)

しかも、店の女主と目が合ってしまい出るに出られない。

一人でお好み焼き屋に入るなんて、あまりにも変だ・・・。

しかも肉が食べれない。

具は肉を頼んだが、やはり細切れでさびしい。。。

 5日目

尾鷲市とは、紀伊半島の太平洋側の真ん中あたりです。

ここから、神奈川県までの長距離ドライブ。

まあ、帰るだけだからなんとかなるだろう、と思う。

なんとかなるどころか、7時間で楽に帰宅できちゃいました。

やっぱ、帰るだけだからね。

お金のほうは、残金800円くらいだったなぁ。。。
                         




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