町田市→木島村→町田市→木島村1日2往復

7月下旬

まるで長距離運転手になった気になりました。

通常なら1往復でも長距離運転なのにも関わらず、1日に1.5往復ですよ!!!信じられます?


このとき わたくしは大学3年でした。

何箇所でも述べている通り、アーチェリー部に所属していており、

3年というと、部活の運営する立場なのです。

まあ、いわゆる幹部生ってとこですな。

そこでわたくしは「内務職」についてました。

え?かっこいい?すごい?   いやー゚。(*^▽^*)ゞ

ま、平たく言えば、「イベントの幹事係り」なんですがね。。。

合宿に行く時は、観光バス1台と、現地で動き回る&荷物積み込み用として

バンを1台借ります。

幹事は、そのバンの運転手なんです。

はっきりいって、最悪です。

でも、大学生で車を常時運転していて、更に、主将などはバスに乗るべきものなので仕方ありません。

合宿場所は どこかでも言ってますが、長野県木島村。

最初の町田市→木島村は 普通に、問題なく到着。

宿は木島平スキー場の山麓駐車場横にある、

「スポーツハイム アルプ」です。

((ここは、きれいで食事も美味しくていいとこですよ。みなさん、1度は来てね))

ちょっと、宣伝がはいっちゃったけど、いいとこです。

宿に着き、1,2年生は射場設置。

3年の1部は1,2年生の指導。

わたくしは、合宿での幹事役なので、宿に残り、残務です。

しばらくして、ちゃちゃ君が一言。。。

「あれ?俺の弓は?」

皆 「はぁ?」

慌てて、バス会社に連絡し、バスに残ってないか調べたり、

本当にないかを探します。

ありません。。。。。。

この瞬間 わたくしは悟ります。

「ちゃちゃ君一人で往復は辛いだろうから、俺も一緒に戻らなければならないだろうな・・・」

バス会社からは、荷台はカラとのこと。

大学近くの4年の先輩に弓を置いてある倉庫を見てもらい宅急便で送ってもらおうかと

電話しますが、帰省のため、不在。

ちゃちゃ君は悲壮な表情を浮かべます。

ちなみに、学校を出る前、ちゃちゃ君は別の仕事をしていたため、弓は

後輩に任せていたのです。

しかし、後輩のせいにしても、何もはじまりません。

早く戻らねば、また、アルプに戻ってくる時間も遅くなります。

意を決して、わたくしとちゃちゃ君で出発します。

現在時刻は15時前。

往復で9時間の予定を立てます。

わたくしは、合宿費から交通費、予備日として4万をポケットに忍ばせ、出発。

ちなみに合宿費は1人55000円。もちろんこの中に、

学連加盟費や、その他もろもろの経費の分も含まれてます。

約40人いたので、手元には220万ほど、わたくしが持っていたのです。

当時、長野自動車道は須坂長野東ICまでしかなく、しかも、長野市の道路など運転したことなどありません。

1,2年時も木島平での合宿でしたが、3年でないと、車には乗れないのです。

(1回くらいは、飯山駅まで行ったけど・・・)

標識をみながら、ICを目指し、突っ走ります。

高速に乗っても突っ走ります。

レンタカーは ニッサン バネットバン 76馬力

全然パワーがありません。

なにせ、高速の緩やかな登りでもスピードがグングン落ちます。

おまけで、メーターは140kmまでしかありません。

そのメーターを平地では振り切らんとする勢いで走ります。

もちろん、わたくしの運転です。

木島村への行きもわたくし一人の運転(助手席にはみなと君はいたけど)

今回は、休憩なしで、町田市まで戻ってきます。

さっきまで、長野県にいたのに、今は東京都。

時間は19時くらい。

はっきり言って疲れました。

家に帰って寝たいです。

これから、また あの長い道のりを行かなくてはならないと思うと、苦痛です。

ちゃちゃ君と とりあえず、弓を倉庫から 無事?引きずり出し車に収納。

皆の待つ宿へ電話して、無事を伝え、2人で女性の先輩宅襲撃を企てます。

なにせ、先輩は今日後輩達が合宿にいったのは分かってます。

それが、この時間にいきなり現れるのです。

びっくりする顔がみたいではありませんか!

とりあえず、電話で在宅か不在かを確かめます。

アルプで電話をかけた人もかけてない人もかたっぱしから電話します。

誰もいません。。。

くっそ〜 あくまでもついてない・・・

更に疲れが増したので、銭湯に行き、汗を流し、

男2人で寂しく、八王子ガストへ。。。

アルプの食事は美味しいのになあ。。。

なんで、ガストで食べなきゃアカンのじゃ?

(〃´o`)=3 フゥ

と、うなだれながら 食べます。

だいたい、俺はどちらかっていうと、被害者だぞ!

こんなにつきあわされて・・・

と、心の中で思うが口には出しません。

さすがのボクちゃんも疲れがあるので、今回は諏訪湖サービスエリアまでは、ちゃちゃ君の運転。

わたくしは、眠ることにします。

が、寝れません。

仕方なく?ちゃちゃ君と これからの部活のことなど、しんみりと真面目な話をします。

それと、パトカーに注意を払うこととね。

下りの夜の中央道はガラガラです。

車も少ないです。

で、街頭もないので、カーブの見通しが悪く、ちょっと怖い。

そうです、中央道は知る人ぞ知る、高速カーブが急で有名なんです。知ってましたか?

だから、中央をしょっちゅう走っている人が東名などを走ると簡単に走れるし、走りやすいのです。

それと、夜空が美しい。

まるで、貴女のようです。

”o(−_−;*) ウウム

まあ、諏訪湖サービスエリアに着き、運転交代で、

また、わたくしです。

と、その前にコ−ヒーを買い、また、伸びなどをして休憩です。

なんたって、バネットバンは乗り心地が悪いのです。

そりゃあ、疲れかたも酷いですよ。

車内で寝れなかったわたくしは、疲れはありますが、

ちゃちゃ君も運転経験が少なく、しかも、長距離は あんまり運転したことがないので

気を使い、運転を代わります。

しかし、これが・・・・・・・・・・・

さっきも述べたように、真っ暗です。

後ろから車が来ればライトですぐに分かります。

それにガラガラだしね。

高速運転130kmを割らないように走っているため、パトカー警報は最大です。

こう書くとすでにお分かりかとは思いますが、、、、、

ふと、気を許した?隙をつかれたもようです。

バックミラーが赤く光ってます。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

気付いたときには 後の祭り。

あ〜あ、免停かよ。。。。。

くっそ〜 どうせなら ちゃちゃ君に付き合ってあげた善意なんだし、

どうせなら、ちゃちゃ君が捕まれば良かったのに〜〜〜

と、人間の器が小さいわたくしの発想が浮かびます。

わたくしはパトカーに連行され、後部座席に入れられます。

運転席横のメーターには

「129km」と表示されてます。

(〃´o`)=3 フゥ

警官 「通行帯禁止違反です」

わたくし 「?」

高速道路の左車線は、追い抜き車線なので、右車線が空いているときは走ってはいけないのです」

わたくし 「あ、そうなんですか?」

(ってか、それくらい 見逃せよ! でも、それを言ったらスピードで取られるし・・・)

まあ、良かった??????????です。

ちなみに、罰金は ちゃちゃ君は援助してくれませんでした。。。

結局、夜中の1時に アルプに到着。

3年女子が かわいくないのに  いい子ぶって 待っていてくれました。

ちょっとうれしかった。

そこで宿での話を聞くと、経費がピンピンだったから、

安売りの酒屋でわたくしが4日分買ってきた酒を1日で飲んでしまう大騒ぎ。

それでいて、わたくし達の寝る部屋は酔いつぶれた人間ばかりで寝れないということで

な・なんと寝る部屋は1年女子部屋。

18歳や19歳の子との添い寝?が出来るんです。

ちょっとびっくり。

よろこんだり照れたりする、気力も失われていたわたくしはベットに入り眠りこけます。


翌朝、同部屋だった、1年女子に

先輩、昨日寝言で お金勘定してましたね

と、言われ最悪です。

たしかに、前日に一人が法事で来れなくなったり、なんだかんだで、経費が赤字寸前!

しかも、酒もなくなり、どーするんだ?状態でしたので。

今の、アホ政治家達みたいに、金がなければ値上げすればいいじゃん

そういう考えは大嫌いで、足りなければ足りるようにすれば良いと考え

必死に遣り繰りしていたのが、寝言でも出てしまったとは!


朝は、ラジオ体操をするのですが、わたくしもちゃちゃ君もクタクタ・・・

他の人間は飲みすぎて、体調不良。

(゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ...  おめぇ〜らと一緒にすんじゃね〜ぞ!

心の中で叫びます。

その後、朝食を食べ、練習し、昼食を食べます。

ところでね、ちゃちゃ君はヒップアタックが得意技なんです。

誰かれとなく、じゃれてはヒップアタックを仕掛ける癖があるんです。

そう、この日の昼食を食べたあとです。

仲の良い、2年生の後輩に ヒップアタックを仕掛けます。

しかも、背後からの不意打ちです。

ちゃちゃ君  「とぉぉぉぉぉ!!!!!」

効果音    「ガッ!」

効果音    「どさっ」

ちゃちゃ君  「いってぇ〜」

上記を解説しますと

ヒップアタックを攻撃をするために飛び上がります。 「とぉぉぉぉ」

が、しかし、ジャンプして 階段や廊下にある 「非常口」 の標識に頭部が命中 「ガッ!」

そして、床にちゃちゃ君が落下   「どさっ」

という訳です。


ちゃちゃ君は、頭から血を流し、苦笑いを浮かべます。

まわりは、「大丈夫?」 「ばかじゃねえの?」

色んな声が聞こえます。

わたくしは、「昨日、弓を取りに戻ったのは一体なんだったんだよ?」

これが、ウワサに名高い????

ちゃちゃ君の「頭部2針の自爆ヒップアタック事件」

次の日から、毎日病院(飯山の赤十字病院)に通うちゃちゃ君。

虚しい想いが募るわたくし。。。

本当の被害者は 俺なんじゃないのか?と自問自答しました。


アルプに宿泊予定がある方は 現場検証をして下さい。

アルプの食堂入り口から真っ直ぐ出ると、階段があります。

その階段と廊下の堺目にある、「非常口」です。






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