高齢者福祉の充実について
新春を寿ぎ市民の皆様に、心からお喜びを申し上げます。
顧みますと昨年は、春の県議選に始まり、市議選・知事選・参議院補欠選・市長選・最後に衆議院議員選挙と、正に選挙に開け選挙に暮れた、一年でございました。
その中で四月に執行されました、市議会議員選挙に於きましては、大変に厳しい選挙ではございましたが、皆様方の力強いご支持を賜り、六たびの当選を果たすことができました。今後とも選挙中お訴え申し上げました「市民福祉の充実」と、「安全で快適な都市づくり」の具現化を目指し、全力で取り組む所存でございますので、引き続きご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
そのような経緯も踏まえて、長生きしたことを喜び合えるような「高齢者福祉充実」の具体策の一つとして、要援護高齢者に対し、「訪問等による理容・美容サービスを行い補助金を支給する」事についての施策を提言し、市民各位のご意見をお聞きしたいと思います。
平成十五年三月に、「いつまでも いきいきと すこやかに暮らすために」と表題のある、当市の高齢者保健福祉計画・介護保健事業計画がまとめられております。
この「基本理念」として、所沢市は高齢者をはじめ、すべての市民がいつまでも安心して暮らしつづけることができるように、明るく活力に満ちた豊かな地域社会の実現をめざして、高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を策定し、計画的に施策を推進していきます。として、その理念を高々と掲げておられます。
また、「計画策定にあたっての施策の方向性」の中では、「所沢市高齢者実態調査」に基づき、当市は在宅サービスの充実をすすめ、要介護者が在宅で生活する際の質の向上と、介護者の支援を目標に、介護の負担軽減を図っていきます。この際には、介護給付だけではなく、保険や福祉のサービスの活用が必要になります。と、その方向性を明快に示しております。
要援護高齢者に対する、訪問等による理容・美容サービスにつきまして、本市では実施されておりませんが、平成十四年度埼玉県内九十の市町村では、四十六の市と町で実施されております。
又、近隣他市の状況を申し上げますと、入間市では要介護認定者に対して、一年間に四枚の理容・美容補助券を交付しています。狭山市では登録している寝たきり状態の方、介護認定を受けている方等に、出張料として年六回を限度に、一回につき二千円を補助し、三千円程度は個人負担があるそうですが、現在の利用者は約三十人とのことです。
今のお年寄りの方々は戦中戦後、筆舌に尽くし難いご苦労をされ、且つ、経済大国日本をつくり上げた功労者でございます。 このお年寄りのなかの、要援護高齢者に対して出張による理容・美容サービスは、正に痒いところに手を差し伸べる方策であります。
先に述べた近隣市の取り組みや、県内他市・町の状況に加えて、当市の高齢者福祉計画の「基本理念と方向性」に照らし、要援護高齢者を対象とした、訪問等による理容・美容サービスの実施と、補助金の支給を提言いたしますが、市民各位のご意見をお聞かせ頂ければ、幸いと思っております。
本年が景気も回復し、年金・保健・福祉・介護等の今日的課題を解決して、市民の皆様が安心・安寧に暮らすことのできる、良い年になります様ご祈念申し上げ、年頭にあたりご挨拶といたします。
平成16年元旦
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