ペーパーフィルターでのコーヒーの淹れ方のご紹介

1. 準備
・コーヒー豆
細かいザラメ糖程度に挽きます。焙煎してから2週間以上経った豆はもう少し細かめに挽きます。
1人分=8g、2人分=14g、3人分=20g程度を目安にします。
※メジャーカップ擦切り一杯で約10gです。

・ペーパーフィルター
継ぎ目になっている下と横の部分を互い違いになるように折って、ドリッパーにぴったりセットします。

・お湯
およそ90℃ぐらいが適当です。焙煎してから2週間以上経った豆を使う場合は、温度を高めにします。

2. 蒸らし
豆をフィルターに入れたら、ドリッパーを軽く叩いて豆をならします。

お湯を静かに中心から外側へゆっくり螺旋を描いて注ぎ、外側まで行ったら速めに螺旋を描いて中心へ戻して、注ぐのを 止めます。20〜30秒蒸らします。
※豆がふっくらと膨らんでくれば成功です。お湯を注ぐ時に「静かに静かに」と神経質になるとかえって失敗します。リ ラックス☆、リラックス☆
※お湯を注ぐのには先が細い専用のポットが望ましいですが、急須でもある程度代用できます。

3. 抽出
蒸らしが終わったら、豆のドームを壊さないようにお湯を静かに中心から外側へ螺旋を描いて注ぎます。豆のドーム全体 が盛り上がったぐらいでお湯を注ぐのを 一度止めます。中心が少し凹んだらお湯を同じように注ぎ足します。最初に入れた高さを超えないように注意してください。
抽出の後半になると、苦味成分が多く出るようになります。最後まで落としきらずに、ちょっと早めにドリッパーを下ろ します。

日本茶と同じように、淹れ始めと終わりの頃ではコーヒーの濃さが違います。少しかき回して全体の濃さが均一になるよ うにします。


以上が基本的な淹れ方です。
豆の種類・煎り方、ドリッパーの種類などで味は大きく変化します。
いろいろお試しになって、御自身の淹れ方を見つけることができれば幸いです。

淹れたての熱い時と、50℃ぐらいに冷めた時とでコーヒーの味わいが変わってきます。
共にコーヒータイムを楽しみましょう。