ここで逆関数の講義するのは、先に逆関数の微分積分が控えているからです。微分積分が苦手になるのも「逆関数の微積分」のところの人もいます。
ここで少しおさらいをします。…単調性について
数列に関して単調増加とは:
数列{ \( {a_n} \) } に関し、\( a_1 \leq a_2 \geq \cdots a_n \leq \cdots \) のこと。
関数が\( f(x) \)が単調増加とは:
\( x_1 \lt x_2 \) で \( f(x_1) \leq f(x2) \) が成り立つ場合。
関数が\( f(x) \)が狭義単調増加とは:
\( x_1 \lt x_2 \) で \( f(x_1) \lt f(x2) \) が成り立つ場合。
・上では増加の説明でしたが、減少の方の…単調減少、狭義単調減少は\( x_1\lt x_2 \)に対して\( f(x) \)減少するものです。
・狭義があれば広義もありますね、狭義でない「単調増加/減少」が「広義」なのですが、通常この広義をつけてません。
・単に「単調」と言っている場合がありますが「文書の流れ」でこれらを判断するしかありません。
・関数 f(x) がある区間で連続かつ狭義単調であれば逆関数が存在します。