1978年10月6日〜1979年3月30日放映(日本テレビ)
DVD-BOX 特典映像 |
登場人物紹介 |
第一話 オレが先生と呼ばれる日 |
第二話 熱中先生の最初の失敗 |
第三話 UFOと謎の男の正体 |
第四話 ああ!聖職者のケガ |
第五話 ぼくの先生はフィーバー |
第六話 熱中先生子連れ旅 |
第七話 熱中先生 二ヶ月目のピンチ |
第八話 危険な関係 プレイバック |
第九話 二つの恋のメロディ |
第十話 やってきたガキ大将 |
第十一話 涙の父母参観 |
第十二話 熱中先生と少年探偵団 |
第十三話 故郷に帰った熱中先生 |
第十四話 消えたお年玉の謎 |
第十五話 熱中先生と不思議な少女 |
第十六話 孫悟空VS熱中先生 |
第十七話 『ノコベン』とメンコ大会 |
第十八話 3年4組学級閉鎖 |
第十九話 熱中先生と恋の破れ傘 |
第二十話 若草物語・熱中編 |
第二十一話 人情タコ焼き先生 |
第二十二話 お雛さまとさびしい宇宙人 |
第二十三話 熱中先生と笑わない少女 |
第二十四話 3年4組『フィーバーズ』結成 |
第二十五話 3年4組父母会総会 |
最終話 さようなら熱中先生 |
特典映像のほうのお話にも出てきますが、水谷さんはこのドラマに出るまでは不良の男の子役が多くて、、PTAが子供に見せたくない俳優さんに選ばれていたそうです。ところがこのドラマに出てからはPTAに好かれる側に。 最終回には46.7パーセントの視聴率をとったこのドラマを見て、教師を志した方もいらっしゃるようです。「熱中時代」をググったら、結構、そういう方の書いたものを見つけました。 北野広大は決して出来のいい青年ではなくて、教員になったのも途中採用です。教員になるまでは、漫画家をしている大学時代の先輩のアパートに居候して、ドラマのエキストラや窓掃除のアルバイトを転々としています。 が、不意に舞い込んで来る採用通知。区立若葉台小学校で三年生を受け持つこととなります。 校長先生に長所を聞かれ、「ものごとに熱中することです」と答える広大は、次々と起こる問題、うるさいPTA、広大のやり方を快く思わぬ人間たちもいるなかで、自分の信じる教育を貫くために日々奮闘します。 さて、先輩の家での同居を解消せねばならぬ事情が出来て、元々、新任教員を自分の家に下宿させるのが好きな校長先生宅へ行くことになった広大ですが、ちょっと変わった校長先生も広大に似た教育理念の持ち主。 学校ドラマですが、子供たちの問題よりも、教師・北野広大の成長を中心に描かれます。 第一話、まだ校長宅には下宿していな、登校初日ですが、教員採用を祝う会をするはずがお流れになり、バスター・キートンの喜劇を見にいった広大、そこで涙を流す女性に出会い、気になってあとを付けます。 あとから、それが同僚の小糸先生だと分かり、ほのかに恋愛要素も加わり、また先生たちもそれぞれに問題や悩みを抱えています。 校長宅にはあまり出来のよくない息子がいて、歳の近い男性が広大が来たことで、兄弟のように関ったり、様々な人間模様が面白いです。 広大の妹、青空も女優を目指して東京に出てきたり、近所の警察官とも友達となったり、慌しくもやりがいのある生活が繰り広げられます。 起こる問題も、小さなものから大きなものまで、様々です。 北野先生が全て正しい、というわけではありませんが、悩み苦しみもしながら成長する様子は、応援したくなること請け合いです。 脚本は、実際にあった話をベースにしているそうで、教育や子供の抱える問題というものは、時代が変わってもあまり変化はしないものなのだなぁと思わされます。 北野先生ほどの熱心さで教育と向かい合える教師が多ければ、教育の現場はもっと良くなるのでしょうけれども、なかなか難しいところなのかもしれません。 けれども、子供と熱心に向かい合える、子供がどうすればより良く育つことが出来るのかを、子供の目線で考えようとする先生が増えれば、、自らの好奇心で向上しようという子供の意欲を育てていくことにつながるでしょうし、それは受験に勝ち残るための教育を受けるよりも、ずっと幸福なことだと思います。 私が子供だったら、単純に、優しくて顔もいい先生がいることを嬉しく思うのでしょうけれども。 |