ありがとう、珊搭さん!珊搭さんからキリ番権利を譲っていただいたドクトルです (^^)。
 私のオススメは、なんといっても<ジュリー>こと、<沢田研二さま>!私の一番古い記憶は、ジュリーが『勝手にしやがれ』でレコード大賞を受賞したシーン。当時3歳でした。
他のきわめて健全な(笑)新御三家などのアイドルなどよりも、幼い子供の目にも美しく格好良くて、キラキラしていて、なまめいた色気が漂うジュリーが、声も歌も含めて一番好きでした。
 でも、本格的にハマったのは今年に入って。
発端は、NHK番組『阿久悠〜時代を超えた歌たちよ』(再放送希望!)。阿久さんの作詞によるジュリーの代表作『勝手にしやがれ』『カサブランカ・ダンディ』『時の過ぎゆくままに』が当時の映像で紹介されるのを見たことによるものです。
 なかでも、最大のインパクトは『勝手にしやがれ』でした。身体のラインにフィットした、細身の黒い上質なタキシード姿で、帽子を斜に被って、ステッキ片手に歌い始めます(最高にダンディ&エレガント!クールなファッションで、今見てもとってもイケてます)。
いつものスーツにソフト帽のようなファッションとは違うのです(この普段の、普通の人が着ると単なるホストっぽい衣装は、一説には、三菱銀行を襲撃し、立てこもった梅川昭美事件の犯人・梅川昭美の姿を模していたらしい)。
 しかし、それだけではなかったのです。間奏中にステッキを舞台脇に放り、ジャケットを脱ぎ捨て、下に現れたのは、パンクファッション。
両手首にはちぎれた手錠、首には錠前付のチェーン、まるで、サディストの過酷な鞭を受けたようなズタズタの白い袖無しTシャツには血染めめいた赤い飛沫まで飛び散っていて、素肌に身につけたダイヤのように輝くビーズを散りばめた網状のシースルーまでが彼を美しく縛めているかのよう…。しかもTシャツの裂け目からは、キラキラ反射するビーズのそばに、乳首まで覗いているではありませんか…!
なのに、なのに、婉然と微笑みさえ浮かべて歌っているのよ〜!
パンクというより、SMボンテージ風といった方が似つかわしいかも。
しかし、こんなマゾな姿こそ、当時のジュリーの、ゾクゾクさせるような凄絶な美しさと色気を余すことなく顕していて似つかわしいのです。
 ああっ、美しすぎる!みだらだわッ、いかがわしいことこの上ないわっ! 素敵〜!と、ドキドキしながら画面を食い入るように見つめて、私は身悶えてしまいました。 ちなみにこの映像は、当時(1977年)の、健全この上ない泣く子も黙るNHK『紅白歌合戦』からのもので、こんなアブナイ格好をやっちゃっていいの?って今更いらぬ心配までしてしまう有様でした。
 続けての『カサブランカ・ダンディ』もダメ押し状態。
それからというもの、ジュリーのことが頭から離れなくなってしまいました。 これを見て、毎回新曲ごとに曲を最大限に表現したイメージを打ち出して、TVに出ッ放しだったジュリーはなんて凄いことをやっていたんだろうと再認識。
とりわけ歌を表現することにかけては、突出した大変な才能の持ち主だと思います。
歌とイメージが有機的に結びついていて、忘れることができませんもの。
 たとえば、『夜のヒットスタジオ』での『サムライ』。
畳を敷き詰められた中に、青みを帯びたスポットライトを浴びてすっと立つジュリーの姿。
ナチス親衛隊の制服を模した、ハーケンクロイツならぬバッテンマークの腕章つきジャケットの下には、バラの絵のペインティングとキラキラと輝くダイヤのようなビーズを施したシースルー。
紙吹雪の降るなか、ナイフ(匕首っぽいけど)を片手に掲げて歌うところなど凄まじく美しかったのです。久世光彦さんもお気に入りだったようで、制服について語るあるエッセイで取り上げていましたけれど、良識ぶった一部の文化人たちに「ナチの制服とはけしからん」と批判されたらしい曰く付きの衣装です。
「こんな衣装が似合う日本人、どこにもいないよ〜!」というものを違和感なく着こなしていたし、ときには少女マンガから抜け出てきたようでした(また脱線ですが、坂田靖子さんの『D班レポート』の主人公に美形お兄さんがいるのですが、ジュリーがモデルで、毎回ジュリーの衣装を身につけて登場していました。
当時の少女マンガ家さんたちにとってもジュリーは刺激的な素材だった、ひとつの証に思えるのですが、いかがでしょう?)。
 ジュリーの歌をちょっと聴いてみたいと思われた方には、ポリドールから出ていた『Julie Special〜A面コレクション』(3枚組)がオススメです(もしかしたらもう廃盤かも…?)。
シングルA面を集めたものなので、聴いたことのある曲はほとんど収録されているはずです。
ソロになってからのアルバム等は哀しいことにほとんど手に入らないので、レンタルショップで探したら案外置いてあるかもしれません。
  最近B'Zが『勝手にしやがれ』をカバーしたらしいので、本家本元をこの機会に再発してくれたらいいなぁとレコード会社(って、今もいうのかしら?)さんに淡い期待を寄せているのですが…。
  ザ・タイガースのCDなら大きい店では置いてあることが多いです。その上、最近は書店のCD売り場にベスト盤が並んでいたりして極めて探しやすい状況です。
どちらにしても、AmazonのようなHPで探すのが探しやすいですよ。
 世の中の流行から関係ない上に、長くなってしまいましたが、読んでくださりどうもありがとうございました!
“勝手にジュリーの魅力普及委員会”のドクトルでした(ホントにファンの方が読まれたら怒られそう…)。

(珊塔:実は珊塔も三歳だったかどうかは確かではないものの、幼稚園に上がる前にジュリーが大好きでございました。
うちら二人の幼少のみぎり時代というのは、アイドル全盛期・・・しかし私は、少年よりも男性の方が好ましかったので、小学校時代も、アイドルよりも自分より二十は年上であろう人が好きでした。
ドクトルさんもきっと、そういう子供だったんですわね。
ジュリーにはまった彼女にお手紙を貰っていたので、450を踏んだ時、まだ踏んでいないけれどお薦めのものがあることは判っている彼女に、権利を譲ったのでした

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