1983年11月5日〜1984年5月5日放映(日本テレビ)
第一回 チャボが大騒ぎでやって来た… |
第二回 火事とチャボとタレコミ屋… |
第三回 その時チャボはラブホテル… |
第四回 絶体絶命!チャボの大脱走… |
第五回 チャボが愛した狼少年… |
第六回 チャボVS怪盗下りぐも… |
第七回 チャボが結婚詐欺!?冗談でしょう… |
第八回 チャボガトナカイでやって来た |
第九回 おかしな、おかしなチャボの初夢… |
第十回 チャボに恋した意地悪婆ちゃん… |
第十一回 チャボ、危機一パツ! |
第十二回 チャボ!みんなでグレれば恐くない? |
第十三回 チャボが怒ったらこわいぞ… |
第十四回 出た!助けて、おばあちゃん… |
第十五回 やったぜ!チャボの名探偵… |
第十六回 エッ、チャボがドロボー!? |
第十七回 チャボっと見ていた少年!! |
第十八回 春です!!通り魔がでたぁー? |
第十九回 ビックリ!チャボの大変装!? |
第二十回 チャボのキケンがいっぱい…! |
第二十一回 チャボもビックリ!ツッパリじいさん…? |
第二十二回 チャボの長〜い長〜い一日! |
第二十三回 時効寸前!にげろやにげろ・・・!? |
第二十四回 チャボもあきれたダメ父さん! |
第二十五回 息子は無実!怒れチャボ!! |
最終回 最後にチャボっといい感じ!! |
逆『坊ちゃん』とでもいいますか、主人公の中山一太は愛媛県出身の記者で、東京の新聞社に呼ばれて上京し、都会のいろいろを見聞し仕事して行きます。といっても、最後にモメて松山に帰るわけではないんですけどもね。 放映時にすでに10歳になっていましたから、楽しみにしていた記憶も鮮明に残っています。 事件記者ものではありますが、つまり10歳子供にも楽しめる明るさのある作品。 第一回からネグレクトを扱っていますが(親、というものに対して、現代人の感覚と昭和のお茶の間の感覚にズレを感じる展開ではあるものの。いえ、田舎者のチャボと都会との違いを際立たせた結果なのかもしれませんけれども)、深い暗さは残さず、子供にも理解出来る展開となっています。 松山から上京した田舎者のチャボながら、結構素早く、敏腕記者へと成長、ラストにもすごい出世ぶりをして行くのですが、これはこの頃の水谷豊主演作品に通じると思う、「真っ直ぐ目標に対して一生懸命な人は、壁にぶつかっても挫折があっても、必ず成長して行ける」といった感のある主人公の設定があるからなのでしょう。 しかしでも、金銭的成功を含めず、さらに偏った思考に対して真っ直ぐである人間を除外して考えるならば、「真っ直ぐ目標に対して一生懸命な人は、壁にぶつかっても挫折があっても、必ず成長して行ける」というのは確かに真実であろうし、昭和のお茶の間にはまだ、そういうメッセージが真っ直ぐなまま伝わるドラマが沢山あったということなんだろうなぁなんて思います。 さて、このドラマでも『あんちゃん』に引き続き、現水谷豊夫人である伊藤蘭と共演、蘭ちゃんの役どころは同じ新聞社の記者でシングルマザーです。 ちなみにこれは、水谷さんの希望による配役だったそうで、非常にウマが合ったようです。 主題歌は水谷さんが作詞作曲した『何んて優しい時代』 最近のドラマにも、小学生と大人が一緒に茶の間で楽しむ事を想定したものもあるのでしょうが、事件記者という職業を扱っているため、テーマ的には重いものを扱う場合も多く、多少、ドタバタ感もあるものの、意外とドラマ史上、変わった存在のドラマなのかもしれません。 |
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中山一太(水谷豊) | 松山から上京。 両親はすでに亡く、田舎に養母がいる。 都会で新米記者として奮闘する。 |
一之江ツル(伊藤蘭) | チャボとの出会いはキャバレーでの潜入取材中だった女性記者。 5歳の子供を抱えるシングルマザー。 |
鬼丸剛(藤岡琢也) | チャボを東京へ呼んだ警視庁記者クラブの敏腕キャップ。 すでに妻はなく、母親と子供たちと暮らしており、そこへチャボを下宿させている。 |