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onukenのブラB 「ピットイン!」のコーナー。

第17回は豪華に・・!? 3本立て!(笑)
「DIYでエキマニ削り加工」
「GT系用アンダーカバー取付」
「フロントブレーキ15インチ化」です。

作業日
エキマニ&アンダーカバー(DIY) 2002年9月 ついでにプラグ・エンジンエアーエレメント・エアコンフィルターを交換しました。
ブレーキ 10月10日 RSTさんにて


その1 「DIYでエキマニ削り加工」

排気効率をよくする目的でNA車用の社外エキマニも発売されていて、そこそこ好評のようですが、かなり高価なものです。
神奈川県大和市にOPENしたスバル系を得意とするチューニングショップ「RST」さんでは、純正エキマニの仕上げの雑な部分を
削り加工して排気干渉を減らし、排気効率UPを狙った作業をメニューに取り入れております。

実際に作業された方のインプレッションをお聞きすると「低中回転域のトルクが増した」「高回転でもスッキリ回る」「燃費がよくなった」と
かなり効果が体感できるようです。

作業工賃もNAの場合社外エキマニを買うコストの1/4程度と安くいので、私も作業していただくことにし予約を入れました。
お仲間が先だって作業していただくということなので、予約を兼ねて作業を見学しに参りました。

作業はエキマニを外し、リューターと超硬バー、ベルトサンダーを使ってフランジ部の肩落としやフランジ・パイプ溶接のバリ、ビートを
削りとるという作業です。

リューターと超硬バーで削る作業は・・まるで歯医者さんのようです。とても気持ちよさそうでした。
拝見していて・・「う〜ん、僕にもやらせて〜!」と思わせる作業でした。

RSTさんには非常に申し訳なく思ったのですが・・どうしても自分でやりたくなってしまいました。(笑)(マジ)
そこで、リューターの代わりに電動ドリルを使って作業することにしました。

超硬バーとは、ドリルやリューターに取り付けて使う研削工具です。

超硬バーはホームセンターでも売っています。1,500〜3,000円程度でいろいろな形のものがありました。
三角錐型でそこそこの長さがあるものが削りやすいでしょう。

砥石でも削ることができますが、お仲間の話だと超硬バーに比べて削るのに時間がかかるそうです。
砥石は100〜500円で各種あります。

私は仕上げ用として砥石を購入しておきました。

NA車のエキマニは、エンジン排気ポートから触媒を含めてかなりの長さと重量があります。
触媒の手前でセパレートできるのですが降ろしてからでないと工具が入りませんし、熱などで固着している場合が多いので
分割するのは至難です。

フロントをジャッキでできるだけ上げて、きちんとウマを当てて車体を上げておきます。
※くれぐれもジャッキだけで下のもぐるのはやめましょう!!

下にもぐってボルトナットを外してエキマニを降ろすのですが、
エキマニが熱いと火傷しますので充分に冷ましてから作業してください。

エキマニには脱着しやすいように親切なフック&ハンガーが付いていますので、リヤ側からボルトを外していけば
エンジンブロックのナットの緩め作業中でも後部が脱落することなく全てのボルトを外せます。

エキマニはかなり重いので、やじろべえのように重心にジャッキを当てておけば、ボルトを外した後の昇降が楽にできます。

それと・・・触媒にセンサーが取り付けられていますので、断線させないように降ろす前に予めコネクタを外しておいて下さい。
また、作業後もコネクタの付け忘れにご注意ください。(写真参照)

これがNA車(SOHC)のエキマニです。
水平対向独特の取り回しですね。(笑)

リア側のタイコ手前に脱着に便利なハンガー(三角形状)が見えます。
車体側にフックがありボルト止めしてあります。
ボルトを外してもフックにハンガーが引っかかるようになっています。

中央付近の膨らみが触媒で、そこからでているのがセンサーのケーブルです。
ケーブル先端にコネクタがありますのでエキマニを降ろす前にエンジンルームに
手を伸ばして外しておきましょう。
触媒センサーとケーブル。
エキマニ脱着時にはくれぐれも断線させたり
結線し忘れたりしないようにしましょう。

コネクタは車体下から外すのですが、かなり手を伸ばさないといけません。
削り作業前のノーマル状態。
排気が当たっているところは煤がついています。

エンジンの排気ポートとエキマニのフランジ部が
ちょっとずれているのがわかります。

エキマニパイプ部は鉄製の二重構造です。
フランジ部に内側パイプの段差があります。

溶接のバリやビートも見えますね。

お仲間と比較して、比較的綺麗な方だとおもいます。
電動ドリルと研削工具で削ってみました。

熱・振動・圧力が掛かる部分ですのであまり削りすぎると、
フランジとパイプが外れたり、パイプに穴が開くかもしれません。

くれぐれも、よく見ながら程々に削ってください。


私は、作業時間と場所の都合上、今回の作業ではエキマニの入り口の研削と、エンジンブロックの出口のバリ取りしかしませんでした。
この部位のほかにも4つのマニが集合する触媒直前のフランジ部を施工すると効果が大きいそうなので、是非今後やりたいと思っています。

でもこの部位は比較的固着が激しい上に、工具も当てにくくフランジのボルトナットを外すのに苦労するそうです。
負けないように頑張ります!(笑)(マジ)

ついでに、今回作業した部分も、もっと綺麗に仕上げたいです。

作業インプレ

フロアジャッキ&ウマを使って車体の下に潜る作業では、エキマニの重さや大きさもあるので
かなりの重労働になります。
私も寝違いのように作業後数日間首が痛くなってしまいました。

削る作業自体はとても楽しいのですが、丁寧にやるには脱着を含めてかなり時間を要します。
一日かけて休みながら作業できると良いと思います。私も今度はそうします。
DIY作業があまり好きでない方は、プロにやってもらったほうが賢明です。(笑)(マジ)

効果インプレ(プラグ交換&エアエレメント交換の分を差っぴいて考えると・・・)(怪)

・低回転域のピックアップがかなり良くなりました。すぐに体感できたので嬉しいです。
・中回転域でのトルクの厚みが「ふわっ」と増した感じがします。
・高回転域では排気音の変化と共にちょっと荒々しく回るようになった気がします。レブリミッターがさらに鬱陶しく感じるようになりました。

全体的みると・・トルクの出方というか、アクセルフィールというか・・
今までの感触がトースト(パンです)だとするならば・・・(笑)(謎)
そのトーストの上にホイップクリームを塗ったような感じと申しましょうか・・・・(汗)(更謎)

とにかく、アクセル開度が少なくて済むようになったのは間違いありません。
今までより早めにATをロックアップして走れるようになりましたし、リーンバーン領域も有効に使えます。

アーシングや、プラグ&プラグコード交換よりも体感できると思います。


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