onukenのブラB 「ピットイン!」のコーナー。
第13回は・・「ブレーキパット&シュー交換」です。
2001年元旦の作業です。(自爆)
ブレーキシューの交換は素人には難しいときいたので、元旦早々にプロメカニックの友人N氏と
見物を兼ねて手伝ってくれたM氏のご協力のもとでの交換となりました。
この場をお借りしてN氏とM氏に厚くお礼申し上げます。m(__)m
パット、シューどちらの作業も「外す」→「同じようにつける」の手順ですが
そう簡単にはいかず、コツと注意事項があるようです。
今回はN氏に実演指導をいただきました。
次回からは何とか自分で出来そうな・・気がします。(汗)(笑)
2000年の7月、カーショップでWinmax社のカタログを見ていたら 「BHレガシィのドラムブレーキ車用シュー」が適合表にあるのを 見つけ、歓喜の声を上げました。(笑) 「Winmax ジガー」 早速、格安販売の通販ショップに同銘柄のフロント・パットと共に 注文しました。 何日か後、フロントのパットは送られてきましたが リヤのシューは来ませんでした。 ショップに問いあわせると・・ 「実は未だメーカーから出ておらず8月末の予定だそうです」 とのこと。 「まぁ、そんなもんでしょ」と、のんびり構えていました。 しかし・・9月になっても未だ来ない・・(汗) ショップ経由で問い合わせると・・先に延びたらしい・・。 まぁ、困るもんでもないので・・・半年待ちました。 2000年もあと数日・・、忘れかけていたころになって やっと届きました。 手元に来れば・・すぐ付けたい。(にやり) でも、DIYでできるかな!? 早速N氏に相談した所・・「元旦にやってあげるよ」との 嬉しいお言葉・・う〜ん、甘えちゃお〜! そんなこんなで。2001年元旦に作業させていただきました。 |
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あらま、文字が圧縮で潰れてしまいました。(汗)(謝) 品番 S7753 レガシィ と書かれております。 |
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こちらは半年間、出番を待っていたフロントのパット。 おまけにブレーキグリースが付いてきました。 #ショップのおまけですね。 Winmax ジガー です。 |
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こちらの品番は STREET226 フロント 適応がインプレッサGF6となっているのはご愛嬌。 インプレッサの1800NA車と共通ってことですね。 |
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早速作業開始! ジャッキ&ウマを当ててタイヤを外し、ドラムをハンマーで 軽く叩いて外しやすくします。 運がよければドラムは手で引っこ抜けるかも。 外れない時は、ドラムに空いている穴に8mmのボルトを ねじ込んでやると、ボルトに押されて簡単に外れます。 外したら、良く観察し、組み込んである様子を 紙に書くなどして完全確実に覚えてください。 片方ずつやれば、もう一方が見本になりますが これを怠ると・・大変です。 プロならば構造がわかっているので必要ないのかな!? |
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手前側から、順序を考えながら慌てずスプリングなどを 外していきます。 かなりのテンションが掛かっていますので飛び跳ねたりする事も 充分考えられます。 また、スプリングやパーツを破損しないようにしましょう。 ピッカーなど専用工具(SST)もありますがラジオペンチや ドライバーでもなんとか代用できます。 |
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リヤのドラムブレーキはサイドブレーキと兼用です。 手に持っているのはサイドブレーキのワイヤーと テコの原理でシューを押し付けるためのプレートです。 |
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分解するとこのようなパーツ構成です。 なくしたり、踏んづけたりしないように注意しましょう。 |
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これが、難関1です。 このCリングは基本的に再生不可のようですが 今回は再利用する為にN氏が丁寧にこじってくれました。 もし、心配ならば純正部品で取り寄せておきましょう。 |
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パーツを外したついでにクリーン&グリースアップ! ブレーキクリーナーを吹き付けてブレーキ粉を落とし シュー&ドラム踏面以外のパーツが擦動部にブレーキグリースを 塗布しておきます。 さらに、上方に見えるピストンのゴムブーツを優しくめくって 内部のカップからフルードが漏れていないか確認しましょう。 カップは車検などで頼んでもいないのに 交換される有力パーツです。 #それだけ逝ってしまうって事ですね。 ドラムとハブの挟面にもグリースを塗っておくと 次回開ける時に固着が無いそうです。 |
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新しいシューを組む前に、パーツと手順を再チェック。 | |
バラした時と逆順に組みつけていきます。 各スプリングのテンションが高くて難儀しますよ〜! スプリングが跳ねて・・目に・・なんてことも考えられます。 知恵と力をしぼって頑張りましょう。 くどいようですが・・くれぐれもパーツを壊さないように。 |
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N氏は構造が頭に入っているので手際よく組みつけていきます。 頼もしい限りです。(感謝) 私も手伝ってみましたが、作業が遅く・・日が落ちてしまいました。 手伝うのではなく、邪魔をする・・ということですね。 |
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あとは、スプリングやプレートを組みつけていきます。 | |
ピストンとシューの擦動部にもグリースを塗布。 | |
作業で付いた汚れや、装着後の当たりを良くする為に 軽くペーパーがけをします。 |
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組み終わったら、ドラムをかぶせます。 その時、調整用の穴をあわせてかぶせましょう。 ここからが難関2です。 シューとドラムの擦り合わせ調整。 これには勘と経験が必要です。 私には自信がありません。 作業中にわかると思いますが、調整用のコマとプレートが 組み込まれています。 まず、それをブレーキが一番効いた状態にコマを合わせます。 そのあとほんのちょっとだけ擦っている状態まで戻していくのですが これが素人にはわからない感覚です。 LSDの入っていないデフだと後輪は左右独立して空回りします。 タイヤをつけた状態で手で空回りさせ、ほんのちょっとだけシューと ドラムが擦り合い、3〜4回転で止まる程度だそうです。 これは、難しい! さらに、重要で難儀なのは左右の調整コマとも同じコマ数で 揃えなくては左右のブレーキバランスが崩れてしまうという事です。 この方法は、一番確かで律儀なやり方だそうで、 簡単な方法として左右ドラムの調整コマを一番ブレーキを緩めた 位置にセットしてから、室内のパーキングブレーキレバーを 何度かひいていくと言う方法です。 一応、これで推奨値になるようになっているそうですが 私は人から聞いた話なので確証は持てません。 #元Dラーメカニックの先輩に聞きました。 また、三菱車に中には、この方法では調整できず、 クルマを後退させて調整する(謎)という方法を とる場合があるそうです。 勉強不足で申し訳ないのですが、どこぞやのHPでも 調整法を公開しているのを拝見した事があります。 |
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リヤが終わったら・・暗くなってしまいました。(泣) M氏のクルマの明かりと、懐中電灯、駐車場の照明下での 作業となりました。 寒い中ありがとうございました。 フロントパットの交換です。 リヤのドラムブレーキの難易度を10とすると。 こちらは3程度です。(笑) ブレーキキャリパーに入っているブレーキホースの方向や位置を 確認してキャリパーをとめている片方のボルトを外して キャリパーを持ち上げます。 作業がしにくかったら、 両方ともボルトを抜いてキャリパーを外しましょう。 その際に、ブレーキホースに無理な力が掛からないよう 注意が必要です。 外したのと逆順で組み付けるだけですが・・。 |
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すり減ったパットから、新品に交換するわけですから パットの厚みが違うのは当然です。 パットを押し付けているシリンダーもそのままでは 出っ張っており新品パットは挟めません。 写真ではキャリパー中央に見える赤茶けた円筒状のものが 出っ張ったシリンダーです。 その周りには、ゴム製で薄く柔らかいダストブーツ(リング)が 挟み込まれており、これを傷つけないように押し込んで やらなくていけません。 押し込むには専用工具が便利で確実ですが 口が大きく開くプライヤーでも代用できます。 これもかなり力が要りますし、ピストンやリングを傷めないように充分 注意しながら一気に押し込むのではなく、 じわじわと押し込んでください。 押し込む前の注意! エンジンルームにあるブレーキオイルタンクに注目!! ピストンが出っ張った状態でタンクにフルードが一杯入っていると ピストンを押し込んだ際に溢れ出してしまいます。 途中でブレーキフルードを継ぎ足したりした場合は要注意です。 ブレーキフルードは塗装を傷めたりする強い油なので あふれさせるのは禁物です。タンクの油面に注意しながら 押し込んでください。あふれるようならばスポイトなどで タンクから吸い取っておく必要があります。 |
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新品パットの鳴き止め、擦動部の潤滑用に専用グリースが 売られていますので使ってみると良いでしょうね。 今回私は、グレースが手元になく使いませんでしたが 純正の鳴き止めプレートを挟み込みました。 これまで使っていたエンドレスNA-Yに比べると ほとんど鳴かないパットです。 逆順でキャリパーを組んで取り付けは終了ですが 片側を組んだら運転席のブレーキペダルを数回踏みましょう。 開いたキャリパーはブレーキを押し始めるまでペダルが スカスカになっているはずですので、 しっかり踏めるようになるまで踏んでください。 もう片方のパットも同様に交換して作業終了です。 |
「Winmaxジガー」のインプレッション
ストリート用ということで、フィーリングも効きもノーマル+αです。
特に初期製動力は穏やかで、踏み込んでいくとかっちり効いてきます。
エンドレスNA-Yと比較するとせの性格の違いがはっきりします。
初期の効きはエンドレスが完全に上です。
しかし、エンドレスNA-Yはちょっと暖まると「ガリガリ、ガガガ」と音を出しローターを痛めつけているのが
室内からわかりました。ブレーキ粉も良く噴きました!1日走るとホイールが黒くなります。
それに比べるとジガーは穏やかで、静かです。粉もかなり少ないようです。
スムーズでコントローラブルなブレーキングが出来ますね。
踏み込んだ際のかっちり感はノーマルには無いものです。
走り込んでみないとわからない要素ですので・・今回はこの辺で。
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