BACK ♦♦白神山地を訪ねて♦♦
 海外での一人旅はそれなりの準備と覚悟が必要となりますが、国内でのひとり旅は比較的に気軽にできるように思う。日本ではことばの問題もないし、気軽に意志疎通ができる、それに年を重ねてくると外国の食事はだんだんと口に合わなくなってくるが、日本食は食べ慣れているし、地元の美味しいものを食べながらの旅はまた楽しいものである。

 海外旅行で懐具合と相談して格安のパッケージツアーが見つかったと喜んで参加して、土産物屋ばかりに案内されてうんざりさせられたことがある。しかしそれ以上にツアーで不満になるのは、スケジュールをこなすために、まるで操り人形にされたようで、立ち止まってゆっくり観たい場所があっても、先を急がされてガイドブックにある写真を再度自分のカメラで撮り確認するだけの旅で終わることがある。
 
 パッケージツアー旅行では自分を取り戻すどころか、自分を失っていくような気になることがしばしばある。パッケージツアーを全面的に否定するものではないが、たまには自由なひとり旅をして、本当の自分を取り戻したいと思っている。

 しかしひとり旅の弱点は宿泊の関係で日程が限られることが多い。紅葉で混み合う時期を避けて、やむなく9月のシルバー連休が一段落した時期を選択することになり、9月28日(月)から3泊4日~5日の行程となってしまった。

≪ひとり旅コースの概要≫
 新幹線で八戸⇒特急で弘前(弘前城観光)⇒弘前バス1時間半で⇒もりのいずみ
泊⇒翌日「暗門の滝」など散策⇒もりのいずみ泊⇒五能線「リゾートしらがみ」に乗車観光⇒歩いて「十二湖めぐり」を散策⇒不老不死泊⇒翌日新幹線で帰る、(もう一泊と思ったが宿とれず)
≪補足説明≫                
白神山地
 自然遺産/1993年登録(日本) 青森県/秋田県

 白神山地は青森、秋田県にまたがる約1300平方キロであるが、うち世界遺産に登録された地域は核心地域101.39k㎡、緩衝地帯68.32k㎡からなる。

 
 世界遺産登録地域は狭く、例えば有名な津軽峠のブナの巨木「マザーツリー」は白神山地にあるが登録外の地域にあり、また神秘的で青い湖面で有名な十二湖も世界遺産の登録外地域に散在していることになる。

 自生するブナ林は東アジアに残る最後の「原生温帯林」という点で価値がある。約500種の植物、84種類の鳥類が生息(絶滅危惧の心配のクマタカ、イヌワシやクマゲラ)など。
 現在、ブナの種類は世界で11種類あり、うち日本固有種は2種類でイヌブナ(クロブナ)とシロブナが見られ
る。
◆ブナの巨木「マザーツリー」◆
 アクアグリーンビレッジを拠点にして先ずバスで津軽峠近くの代表的なブナの巨木「マザーツリー」を観に行った。
午前中1回だけ走るバスには就職の決まった大学生と私の2人だけである。樹齢約400年の巨木は太陽の光を受けて堂々と立っていた。まもなくサルの鳴き声がしたかと思うと、姿を現わして歓迎してくれた。

≪巨木「マザーツリー」は世界遺産登録地域外となる≫
  
◆ブナ林散策と暗門の滝コース◆
(第1の滝、第2の滝、第3の滝)
(通常時間は3時間半~4時間)

案内書を見ながら約2時間、ブナ林を通りながら、第1の滝、第2、第3の滝と観て廻った。出会う人もなく、静かな山歩きとなった。

写真:左は≪暗門第1の滝≫
写真:右は≪暗門第2の滝≫
暗門第3の滝の写真はTOPにあり

≪今回のコースの中で唯一世界遺産区域内を体験できた場所である。核心地域ではなく緩衝地帯にあるコース≫
◆十二湖と日本キャニオンコース◆
(通常時間は3時間半~4時間)
荷物7キロを背負っての2時間の散策はほぼ平らな山道ではあったが、少々疲れました。
写真:左は≪青沼≫
写真:右は≪沸壺の滝≫
≪十二湖は世界遺産登録地域外となる≫
◆不老不死温泉と日本海に沈む夕日◆
シルバーウイーク明けで客はまばら(普段は人気スッポトで入浴は困難という)
旅の疲れはやっぱり温泉が一番ですね。

写真:左は≪不老不死温泉の海の露天風呂≫
写真:右は≪日本海に沈む夕日≫
≪不老不死温泉は世界遺産登録地域外となる≫