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エピローグ 名無し 04/08/08(日)17:34:31 No.10622
少し森を進めば、すぐに五竜亭は見えなくなる カールスの忘れ物とは何だっただろう? (訊いてみたら『お守りみたいなものさ』と、はぐらかされてしまった)
赤熊は腰に水袋を付けて来た、たぶん中身は酒だろう ケドは外見に似合わない、分厚い古びた手帳を鞄に入れていた
自分も、他人が見たらただのガラクタのようなものを鞄の隅に忍ばせている 『そんなものを宝物にしてるなんて、まるで子供ね。冒険者なんてみんなそう』 前にソマーが言っていたことを思い出して笑ってしまう そうかもしれないな、危険な場所に赴こうという時に、こんなにわくわくしているんだから 仲間の顔を見渡してみる、みんな気持ちは同じみたいだ
さあ、冒険が始まるぞ!
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