山牛蒡(1)

駅までの道端に咲いていた。夏から秋にかけて葉、実の色が変わっていくのが面白く気何点か描いた。
この絵はどの山牛蒡か?。根っこは掘ってみなかった。

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やま‐ごぼう【山牛蒡】
ヤマゴボウ科の多年草。中国原産。高さ約一メートル。葉は薄く軟らかく、長楕円形。夏、白色の小花を開き、雌蕊(メシベ)は八個。

菊座形に癒合。花後、紫黒色・扁球形の液果を結ぶ。根は巨大で、生薬の商陸(シヨウリク)といい、栽培して利尿薬に用いるが有毒。

都会地では北米原産の帰化植物ヨウシュヤマゴボウが多い。唐牛蒡。「山牛蒡の花」は 季・夏 。 ヤマボクチの別称。 季・冬 ヤマゴボウ :Pokeweed :根にアルカロイドをふくむ大形の有毒植物。ヤマゴボウ属には約25種の草木、低木、高木がふくまれ、熱帯や亜熱帯地方に分布する。

小さな花には花弁がなく、おしべが多く、成熟すると多肉質の液果をつける。アメリカ合衆国東部に自生するヨウシュヤマゴボウは、高さ3mほどに生長する。明治初期に日本へはいり、現在ではほぼ日本全土の道端、空き地、河原などに帰化している。

茎は赤紫色で、日本では高さ1〜2m。葉は長さ10〜30cmの楕円(だえん)形。6〜9月、長い穂に白い花が多数ひらく。紫色の液果には染料の成分がふくまれる。日本で栽培されているヤマゴボウは、中国、朝鮮半島原産で、大きな根、太くやわらかい茎、大きな葉をつける。

6〜9月に白花がさき、果実は熟すと黒紫色になる。日本に自生していたマルミノヤマゴボウは、紅色の花がさく多年草で、関東地方から九州までの山地に生える。

ヤマゴボウ類の根には硝酸カリとアルカロイドのキナンコトシンがふくまれ、漢方薬では利尿薬などにつかう。しかし、毒性が強いので誤食すると嘔吐(おうと)、下痢、呼吸不全などをおこす。観光地のみやげ物店で「山ごぼう」として売られているのは、キク科のモリアザミ、ハマアザミ、フジアザミ(→ アザミ)などの根で、これらには毒性はない。まぎらわしい俗称のために、植物学上のヤマゴボウ類の根を食べて中毒をおこす事故が毎年報じられる。

分類:ヤマゴボウ

Microsoft(R) Encarta(R) 97 Encyclopedia.より