ハイビスカス

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ハイビスカス Hibiscus

アオイ科フヨウ属の低木の総称だが、一般的にはブッソウゲ(仏桑華)をさすことが多い。北半球の熱帯・亜熱帯・温帯地域に自生する。5裂のがくの外側を、色のついた包葉がとりまいているので、がくが2重になっているようにみえる。

よくめだつ大きな花は花弁が5枚で、筒状に合体したおしべの先にソラマメのような形の葯(やく)がついていて、めしべが数本ある。果実は5室の豆果で、多数の種子がはいっている。ブッソウゲは中国原産の常緑低木または高さ9mにもなる小高木で、大輪のうつくしい花をさかせる。

ムクゲは中国原産の落葉低木で、滑らかな葉をしている。別名ハチス。花は朝ひらいて夕方しぼむ一日花で、ここから「槿花(きんか:ムクゲのこと)一朝の夢」の言葉ができた。

園芸品種はラッパ状のひらいた花で、白、黄、ピンク、赤、紫などの色がある。オオハマボウ、キューバン・バストや、黄色や赤紫の花がさき、飾り棚用の木材として利用される種がある。これらはすべて繊維の原料となる。

アメリカフヨウは、丈の高い多年草で、卵形の葉と中央が赤く周りが白い花をつけ、アメリカ合衆国東部の塩性沼沢地に自生する。

分類:アオイ科フヨウ属。ブッソウゲの学名はHibiscus rosa-sinensis。
ムクゲはH.syriacus。オオハマボウはH.tiliaceus。
キューバン・バストはH.elatus。飾り棚用の木材となる種はH.macrophyllus。
アメリカフヨウはH.moscheutos。

Microsoft(R) Encarta(R) 97 Encyclopedia.より

ハイビスカスパラダイス:園芸品種や原種の紹介、育て方