シャコンヌ 第34号
2010年1月発行
発行:横須賀ギターアンサンブル
編集人:アンサンブル報委員会


いんふぉめーしょん(エトセトラ)


YGE現役メンバー:キントン、菊池、逆井、岩井、鈴木、熊川、杉原、金澤、鶴迫、佐藤の10名です。佐藤さんが入会しました。星野隆資&まき子さんが定年退職後に復帰されるといいなあ、と思っております。
最近のYGEの練習曲は1月の公共施設コンサートのための曲が中心で、8曲です。時間が30分のため練習曲も増えています。呉田軽穂(平倉編):“赤いスイートピー”、桑田佳祐(加藤繁雄編):“TUNAMI” 、久保田早紀(平倉編):“異邦人”、プレトリウス(ビベリアン&スパークス編):“4つの舞曲”、ポンセ(江部編):“スケルツィーノ・メヒカーノ”、服部良一(平倉編):“東京ブギウギ”、マンソ(平倉編):“コーヒー・ルンバ”、筒見京平:“さざえさん”をやっています。
石田ギター教室の次々回発表会がついに60回となります。1年に一回ずつ行っていれば60年ですが?


新入会メンバー紹介(言いたい放題)

§佐藤 雅也之さん(さとうまさや、男性)
横須賀市森崎在住の講師。ギター歴:エレキ含めて10年。入会動機:神奈川オーディションの登竜門だと聞いて。好きなギター曲/作曲家/演奏家:椿姫幻想曲、バリオス、タレガ、ラッセル、ブリーム、ジョン・トロペイ、Char。ギター以外の好きな曲/作曲家/演奏家:夜のガスパール(ラヴェル)、ポール・マッカートニー。ギター以外の趣味:読書、睡眠。好物:-。嫌いなもの:-。YGEに期待すること:楽しさ。YGEでやりたい曲:華やかな曲。自己アピール:頑張ります。今後のギター界について:YGEで盛り上げましょう。コメント(なんでも):良いギターが欲しいです。いつもコンクール前等リハーサルに付き合っていただき感謝しています。今後ともよろしくお願いします。
→YGEで三顧の礼を持ってお迎えした方です。昨年のギターオーディションに主席合格し、今年も色々なコンクールに出場するようなので、大ブレークしそうです。


活動報告

◎2009年10月4日(日)ギターフェスティバルin横須賀2009(横須賀文化会館中ホール)。プレトリウス(ビベリアン&スパークス編):“4つの舞曲”とマンソ(平倉編):“コーヒー・ルンバ”を演奏しました。
◎2009年11月3日(火、祭日)合奏連盟ギターフェスティバル(東京、きゅりあん)YGEは未出演でした。
◎2009年12月27?日(日)忘年会(石田ギター教室)。美術館コンサートが近いため中止となりました。(残念)YGE始まって以来初めてとのことです。


活動予定

◎2010年1月10日(日)横須賀美術館 公共施設コンサート(横須賀美術館、走水)14:30より30分。ポピュラーを中心に行います。練習と気合も充分?立派な美術館です、展示鑑賞も一緒にどうぞ。
◎2010年1月10日(日)新年会(石田ギター教室)。忘年会の替わりと、打上げも兼ねて行います。
◎2010年1月24日(日)第59回石田ギター教室発表会(横須賀文化会館中ホール)YGE出演予定。他に独奏や重奏でも各メンバの出演あり。いよいよ60回に近づいてきました。
◎2010年3月28日(日)神奈川ギターフェスティバル(関内小ホール)。YGEも出演予定。
◎2010年6月20日(日)第34回横須賀市民のつどい(横須賀文化会館大ホール)立正大ギター部と共にYGEも出演予定。
◎2010年9月12日(日)ギターフェスティバルin横須賀2010(横須賀文化会館中ホール)。YGE主催。


OBメンバーより一言(+近況報告等)

◆(ピンク好きの)椎野みち子さん:昨年はお世話になりました。お陰さまで、11月に「プリンセス・ピンクの第3のお庭」も出版できて夏には、初めて、学生コンクールの中学生の部と大学生の部で2次審査させてもらったり、とっても充実して幸せな1年でした。来年も、また一生懸命、精進して頑張るので、よろしくお願いします!

北山つかささん:お久しぶりです。YGEを休会して久しいのにもかかわらず、毎回メールをありがとうございます。
私は現在、名古屋大学法科大学院の二回目の一年です(留年につき)。留年の理由は、ギターの弾きすぎで勉強時間が減ったからです(笑)。
実は夏から名古屋でクラシックギターを習い始めました。大矢先生という方です。本当に久しぶりに(何年ぶりか本人もわからないくらい)レッスンに通っており、ギターの腕前は初心者レベルに戻ってしまいましたが、また神奈川に私が帰ったときにはYGEへの入会をまた希望しますので、よろしくお願いします。
季節柄、寒い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。→待ってまーす。


現役メンバーより一言(+近況報告等)

石田先生:近況:自宅を引越しました。新たなローンの旅への出発を皆様に心配していただき感謝に堪えません。
ほっとしたこと:長年の懸案だった神奈川ギター協会の委員長を交代できたこと。歴代最長の在籍期間を陰に日向に支えてくれた、委員、会員の皆様に心よりの御礼申し上げます。

キントン(石田淑恵)さん:近況:すぐ前のマンションでも引越しは引越し。物の移動も大変でしたが、気に入っていたマンションからの引越しの決断をするまでがホント大変だったんですよ〜。
こんなはずじゃなかったこと:最近すぐにお腹をこわすので暴飲暴食を慎んでいます。

菊池さん:今年はギター教室の第60回発表会があるはずなので、どの曲をやろうかと色々と考えています。でもやりたい曲が多くて困ってしまうこの頃ですが、考えている時は至福のひと時です。

逆井さん:最近、楽譜が見えにくくなってきています。五線譜が7本に見えたり、付点音符の付点が発見されない場合があります。譜面台の高さを調整すれば少しはましになるのですが・・・。さらに、弾いているギターの弦の位置もダブって見えるようで、ミスタッチも発生。指揮者、コンマスから叱咤の毎日。そろそろ限界か、引退かの声も聞こえそうですが、まあ、あまり細かいことは気にせず、アンサンブルでの大事な音は若者に任せ、バックコーラスのその他大勢の役で今後もがんばって行きたいと思う今日この頃です。

岩井さん:年内にパソコン習得をと思い立ったがままならず、相変わらず横Gのネアンデルタール人。う〜む、ボチボチやらにゃアカンと思いつつ…。ベランダでウグイスと三度でハモったり、カミキリ虫と世間話してるようじゃダメかもしれない。

鈴木さん:今年こそは、バリバリに1stを弾きこなせるよう頑張ります!声楽の方も発表会にでれるよう、そして、EXILEに加入できるよう、共に楽しく!頑張ります!!

熊川さん:熊川家の年末年始の行事 26日または30日に注連縄の交換及びお飾りの取り付け。31日の夜神棚にお煮しめをあげる。1日から3日まで朝はお餠お昼はご飯をあげています。以上それぞれの家で年末年始の行事があるとは思いますが、年末年始(3日まで)の熊川家の行事を書いてみました。

杉原さん:2010年・・・・・・・・。毎年思いますが、今年は特に1年が過ぎるのが早かったと思います、「伸びやかで力強い演奏」をモットーに今年もがんばっていきたいと思います。

鶴迫さん:ヨークファンで知られる鶴夫婦ですが、CDは大萩康司や村治佳織・沖仁をよく買います。最近のお勧めは、村治佳織の「Portraits]です。佐藤弘和さん編曲の「戦場のメリークリスマス」「テイアーズ・イン・ヘブン」や「イン・マイ・ライフ」が私のお薦めです。

金澤さん:ここ2ヶ月ほど横須賀ギターアンサンブルでは久保田早紀さんの異邦人を練習しているのですが、この曲を聞いたり、演奏しておりますと、先日逝去された平山郁夫先生の描かれたシルクロードを題材にした、一連の作品を思い起こすのは私だけではないかと思います。私は生前、2度ほどお会いする機会があり、先生の画業と人柄に心酔していた者であります。特に、私の脳裏に焼き、忘れる事のできない映像があるのでが、それはもう10年以上前になるかと思いますが、NHKの報道番組の取材で戦禍の跡も生々しいボスニア・ヘルツェゴビナを訪れた際、ご自身の被爆体験を思い出されたのか、廃虚に一人佇み、涙されていた姿に、真の平和主義者としての先生の生き方に感動を覚えたことを昨日の事の様に思い起こします。
これからも先生の生き方と共に、この楽曲の大きな曲想に暫くの間、浸ってみようと思います。

佐藤さん:最初曲が多くて大変でしたが大分慣れてきました!


OBメンバーより一言(+近況報告等)その2

堂腰仁さん:いつもシャコンヌを送付して頂きありがとうございます。皆さんのエネルギーがいつも伝わってきます。皆さんの活躍を祈念しております。さて、私の近況報告ですが、下記の通り、ご参考になればと思います。結論は、音楽はやはり素晴らしいということです。ただ、芸術はとしたいところですが、ギター演奏という音楽でしか、芸術を表現できない共通の仲間ですから致し方ないことなのかもしれません。あるがままを伝えるには、言葉では限界があるようです。誤解もあるかと思います。

何十年も前に約5年ほどにお世話になっていた「どーこしちゃん」こと堂腰仁(ひとし)と申します。石田先生ご夫妻(当時は、ターさん、キントンさんと呼んでました。そして、菊池さん(アリア君と呼んでました)。星野ご夫妻はかすかに私のこと、ご存じでしょうか?それから、奇跡の回復を遂げた大塚さんです。そして、広瀬さん、下山さん、残念ながら亡くなられた畑中さん、伊東さん(当時)。名前は出てきませんが、お顔は殆ど覚えています(今も当時のままなら)。当時の毎週日曜日の夕食は私にとって「救い」でした。残念ながら転勤、アメリカ3年、そして、生まれ故郷の札幌に住んでおります。

何で今になって、原稿を書く気になったのかと言いますと、菊池さんのお声かけがあったことと、もうそろそろお知らせしないといけないかな、という罪の意識もありました。(※実は、本当は別に深い訳があるのですが・・・表現するのが難しい)。
実は、練習を一人で再開し始めたのです。奇跡です。残念ながら石田先生から譲って(?万円で買わして頂いた)ルビオ(兄に使って頂いています)ではなく、アメリカの片田舎で留学中に買ったHiradeさんのギターで練習しています。兄のギター関係者が言うには、札幌にこのルビオがあるのは奇跡だそうです。

今、何を練習しているのかというとあまりにも多くて。。。 実は、ヴァイスのパッサカリアです。あと少々、アルハンブラの思い出(遊び)、愛のロマンス、バッハと様々です。パッサカリアは、私が弾いた曲の中で特に好きな曲です。でも、今は弾ききれません。こんな難しい曲をよくも100人もの前で弾いたものだと、「自分をほめてやりたいくらいです」。録音テープがあり、私にとっては、迷演(名演)なのです。当時の演奏している写真をみたら格好いい(痩せていただけ・・今は太鼓腹のパパ)のです。

それから、プレスティ&ラゴヤのシャコンヌ(ヘンデル)も大好きで、妻も「素晴らしい」と言ってくれてますし、妻のクラシック好きの従姉妹に聞いてもらったところ、他を超越しているお言葉を頂きました。もちろん、石田先生ご夫妻のシャコンヌも素晴らしいですよ。ギターのCDも先日買いましたが、今は、バッハのピアノ曲や庄司沙矢香さんのチャイコフスキーにはまっています。なんだか止め処もない近況報告になってしまいましたが、今回はこの辺で。。

追加
なぜ、石田忠先生を「ターさん」と呼んだのか?それは「ただし」の“た”を取っただけではありません。ターザンのように良い声だからです。知ってましたか?
兄に薦められてギターをはじめたのですが、諦めてます。
先日、現役生とOBによる演奏会をプロデュースしました。兄もデュオで出演しました。兄の教え子で、佐藤洋美さんっているのですが、ご存知でしょうか?彼のお兄さんも結構有名らしいです。
私は、都合がつかずいけなかったのですが、私の妻と息子8歳が感動したらしいです。アルハンブラの思い出と禁じられた遊びを佐藤さんと藪田さん(ご存知でしょうか)とでDUOしたそうです。聴きたかった。
兄の最近のお薦めは、「小笠原拓海」さんです。教え子です。山下達郎がドラマーを探して17人目に見つけたという優れ者です。http://tatsuro-20th.seesaa.net/article/123073780.html
「題名のない音楽会」で聴きましたが、凄いです。天才です。実は、彼が、進路に困っているとき、彼にアドバイスしたそうです。「君は、音楽しかないでしょ」って。そう、兄、堂腰理(おさむ)が導いた奇跡と言われています。

話題は尽きませんがこのへんで。。。石田先生、キントンさんにもよろしくお伝え下さい。
大塚さんはブタペストへ行った時の元気な写真をWEBで見て、安心しました。Mixi仲間になってもらいました。これで、今回最後の「では、また」。。。ネタはまたとっておきまする。これから練習。。。時空を超えて。。。


ちょっと一言:編曲者はみんなの味方

ある日の練習光景。新曲のためのパート譜作りのため、はさみとのりでスコアを切り貼りしました。
その後に段数や曲名や曲想を記入しました。その時コンマスのチェックが入り、編曲者名が記入されていないことが判明しました。でも結局編曲者名は記入されませんでした。そこで一言。

編曲者がいなければ、オリジナルや他の編曲とはまた違った感じでその曲を演奏できないのです。
編曲者がいなければ、ギターでその曲が演奏できないのです。
編曲者がいなければ、その譜面自体が存在しないのです。
尊敬の念を持ちましょう。

いくら手書きするのが面倒臭く、よくわからない名前だで、どうでもいいと思っても、タイトルだけしか書かないというのは止めましょう。コンサートのプログラムには必ず編曲者名を記載します。
そうしないと曲と作曲者・編曲者名が一致しないし、知識が増えません。
だから作曲者や編曲者名がわかっているなら記入し、編曲者を粗末にしないようにしましょう。


編集後記

YGEが出場しないので合奏連盟のフェスティバルを、聴衆として聴きに行きました。

■ピアニシモ・ギターアンサンブル:ベートーベンの静かな曲を演奏しました。このグループは賑やかな曲は演奏しないのだろうか?素朴な疑問が湧きました。YGEだったら絶えられないと思います。
■ハッピネス・ギターアンサンブルは指導者の伊東福雄氏の「福」から名前を付けたということです。
そこで思いついたのがYGEの改称候補。「石田」→「ストーンだ」→「すっ飛んだギター・アンサンブルなんてどうでしょう?結構実態を言い当てていると思います。先生の名前から付けるならこれしかない!
■世代交代の感。YGE出身の下田純義さん(下田くんと呼んでいました)が、ギタークラブを率いて指揮。
自編の曲を好演、しかもトリを務めた。他にも若手が指揮をしているグループがあり、そう感じました。