本当は20世紀最後に20世紀(2000年)の出来事ベスト10としてこの手の内容のものを発行したかったのだが、すこし時期が遅れたので内容を少し変えて21世紀に向けてということで横須賀ギターアンサンブル(YGE)の今後と題して少し述べてみたいと思います。
最近のYGEの傾向とするとどういうものがあるか?まずは選曲面で言うと、最近やっているガーシュインやピアソラ、プホールなどの現代音楽作曲家の、編曲ものおよびギターオリジナルものが多くなってきた、と言えると思います。しかしこういうものは全体的に難しい。 指揮者で絶対的権力を持つ、石田氏の傾向も見逃すわけには行きません。今まで演奏していたバロックもの
(ヴィヴァルディ、ヘンデル等)に飽きが来、何かおもしろそうなものがないかと探している内にはまってしまったとも言えます。以前は現代作曲家の曲をやっているグループのことをおたくみたいに思っていたものですが、最近の作曲家の曲がわかりやすくなってきたとも言えるでしょう。ピアソラブームもあり最近は、中南米ものが多くなっています。 編成的にも以前の主流だった合奏用ギター(アルト、バスギター等使用)からプライム四重奏形式が多くなってきています。皆さんもお気づきのように、これはLAGQ(ロサンゼルス・ギター・カルテット)の出現以来彼らを意識して曲が作られているためです。その影響かどうか我がYGE内でもトリオやカルテットを結成して活動をはじめた人達がいます。いつまで続くか真価が問われますが・・・。
メンバーでは結婚して辞めていく人や、仕事で転勤や忙しくなって休会する人がいる反面、新たに入会して来た人も多くなりました。新人はおじさんと若手に分かれます。どちらにしても勢いがあり、元気で旧人が押されています。若干高齢化に歯止めがかかった気がします。まあこういうサークルに人の出入りは付き物なので、いかに上手く現メンバーを継続させ、なおかつ優秀な新人をどれだけ入れられるかがキーポイントになります。そう言った意味で休会中メンバーの復活があったということは多いにうれしいものであります。当会報の位置付けも重要なものと考えております。 神奈川新人ギタリストオーディションの本選に3人もの人が進出した内の2人は最近入会した人でした。頑張れ旧人!メンバーの中でも積極的に自分の役割を意識しだした人も出てきています。 レベル的には神奈川や全日本の合奏フェスティバルの最後の方の出番を飾るようになり、常連になって来ました。お客さんの反応も良いみたいです。 番外ですが、最近の傾向とするとメールの普及により、情報をメールで流したりもしていますが、ない人はかわいそうです。閉鎖的かつ保守的なYGE(ギター界自体も)にも
時代の波が押し寄せて来ています。某御仁に以前YGEもマンネリ化してますよと言ったら、YGEの場合はマンネリではなく、それが歴史になる
と言われたのがとても印象に残っていますが、今まさに歴史が作られようとしている気がします。 今後の課題とすると、新曲の選曲が重要になって来ると思います。それと編曲能力も必要です。他のサークルを見ていると定期演奏会を行っているグループが多数見られます。YGEも以前3回程不定期で自企画の演奏会を行ったことがありますが、最近は色々な催し物が多いため開催していません。そこら辺の取り組みをどう位置付けるか?各メンバーの個性・嗜好をいかに取りこむか?等々あります。今世紀もYGEを見守って行って下さい、そして皆様のお考えもお寄せ下さい。
4月4日(水)にコンマス菊池吾利也氏に長女が誕生しました。名前は"真帆"ちゃん。男の子の場合と女の子の場合、それぞれの候補を10個ずつ考えておいて、生まれてから顔を見ながらその中から決めたそうです。選ぶに当たっては漢字の画数も考慮。YGEのメンバーからは"佳織"や"
フーガ(風雅)"などの声もあったが、没になった模様。 すでに練習後の夕食会には月1回の参加になっているが、これでギターを弾く時間がさらに少なくなってしまうか、興味があるところです。
◎2001年5月20(日)第45回石田ギター教室発表会(横須賀文化会館中ホール)
◎2001年6月10(日)横須賀市民音楽のつどい(横須賀文化会館大ホール)
◎2001年7月1日(土)神奈川新人ギタリストオーディション(国際交流センター)今年もYGEから出場します。
◎2001年7月1日(土)日本ギター合奏連盟重奏コンクール・フェスティバル(ムーブ町屋)YGEの出場はなし。神奈川新人ギタリストオーディションと重なっています。
◎2001年9月30日(日)横須賀ギターフェスティバル(横須賀文化会館中ホール)出場グループ募集中。
◎2001年11月11日(日)日本ギター合奏フェスティバル2001(練馬文化センター)
◎2001年2月4日(日)横須賀音楽祭(はまゆう会館)ガーシュイン:"プレリュード"より2・1楽章。日本民謡よりソーラン節ひえつき節金毘羅舟々阿波踊り(中村節也編)。ピアソラ:"ロ・ケ・ベンドラ"、
"リベル・タンゴ"。バラエティ豊かな選曲で八方受けを狙った。
◎2001年3月25日(日)神奈川ギターフェスティバル(国際交流センター)ピアソラ:"ロ・ケ・ベンドラ"、"リベル・タンゴ"。
◆最近のYGEの練習曲。市民音楽祭用に有馬礼子:"夜明けのロンド"、"バラ色のメヌエット"。その 他にはYGEとしては初めてのドビュッシーに挑戦。
◆石田先生&キントンさん、最近石田先生は酒量を控えている?
◆粕谷くん、就職活動のためにしばらく休会。総務は逆井さんの手に。
◆逆井さん、内田さん、桑原さん、の"トリオ・クワンズ"に岩井さんを加え"トリオ・クワンズ+α"に。でも あまり練習していない模様。
◆星野まき子さん、あるところでギターの講師をしているそうです。
◆岩井さん、ついに神奈川新人ギタリストオーディションに挑戦。40歳になったら挑戦すると言っていまし たね?
◆村田和尚、最近の活動は不明。
◆菊池さん、結婚1年目が過ぎました。
◆鶴迫さん、音楽協会の事務局長として権力絶大に。アルトギターに執着。
◆神田さんと大沢くん、最近仲がよく急接近中。第二の辻&相川を目指す?大沢くんは明治学院大学に入学し これから遊び放題&ギター弾き放題?
◆水谷さんと石田由香里さん、毎週欠かさず練習に参加し、力を(ギターの)付けている。
人それぞれの休日の過ごし方というものがあると思うが、私にもやはりある。今回はなんだそれ、とか言われそうで怖いのだが、あえて勇気を奮って一部を紹介してみたいと思う。
休みの日は基本的に何をしても良いのだが、ついなんとなく時間が過ぎてしまい一日が終わってしまうということが多々ある。そんな日の夜はそれまでの無為な時間を挽回するかのごとくやることがある。終わってみると、とっておきの休日の時間を過ごしたという実感が湧く。
鈴木英人。彼の作品を知ったのはもうかなり以前のことだ。色々なところで彼の作品を見かけた。ある時、彼の作品を集めた作品集や作品集のCD(スライドショー等が入っているもの)を買った。その時からはまってしまった。例えば1992年作の"A
Private Beach Just For Couple(二人のためのプライベートビーチ)"、という題のハバナのナッソーでの作品には、以下のような解説が付いていて画面で見れる。 「ハバナ諸島の有名な港町ナッソーに着いた。初めてのハバナ旅行なので少し興奮気味になっていた。(中略)夕方に近い砂浜は、何もかもが美しかった。完全な美しさが当たり前のようにそこにあった。またしても体の力が抜けるのがわかる。そしてそこに佇んでいる私に、いま何かが不足しているなと感じさせるぐらいに美しかった。」バックの音楽には"煙が目にしみる"や"Desperado"等を、岡崎倫典氏がアコースティック・ギターで演奏している。それがまた英人のスライドととてもよく合っている。 先日彼のカレンダーに、逗子マリーナの中にある英人ミュージアムが紹介されているのを見つけて早速行ってみた。入館料数百円で、数百点の本物の作品が見れて、バックにはジャズなどの音楽が流れていた。ここは日本で唯一の英人の作品だけを集めたというか、彼の日本での活動拠点になっているらしい。グッズや作品集も売っている。英人ワールドにどっぷりと浸かって、一回り見て1〜2時間はすぐに
過ぎてしまう。世界各地の海岸や街の風景、車、建物まで色々な対象を多色刷りの版画作品にしている。普通の風景画と異なり、風景の中から独特のポイントを抽出して描いている。
逗子マリーナには良いレストランがある。ランチもリーズナブルな値段で、しかもおいしい。前菜4品・1ドリンク・スパゲティー・デザート・食後のドリンクで2000円しないと思った。海岸に面していて景色も良いし、散策も出来るのでデートコースにももってこいである。絶対のお薦めである!
サイレントギターを買いました。組み立て式で持ち運びもでき、音量も小さいのでとても便利。しかし通常のギターを使わないでそればかり弾いているので、変に慣れてしまうのが怖いこの頃です。でもまだ改良の余地はあり。