第4回中国公演と中学校ギター科


今回1年半ぶりでの5回目の家内との中国公演です.
北京の中央音楽院(日本の東京芸術大学にあたる)のホールでのギターデュオリサイタルが5月29日。この会は北京砂並 (工業)大学の張文忠さんの招きでおこなわれたもので大学の仕事をしながらギターの教則本を出版したりしている方です.近い将来日本の現代ギター匹敵するような出版社を作りたいそうです。
南京の飛音ギター音楽学校(私が名誉校長にさせていただいている)でのギターデュオリサイタルが5月31日。
(新しく出来た音楽専用サロンホールのこけらおとしとして)
常州市ギター学会の芸術顧問認定式が6月1日。

私たち夫婦が初めて中国で演奏したのも1993年に常州市から招待を受けたのがはじまりです。おかげさまで評判もよく以降今回に至るまで中国各地で大小さまざまな演奏会に招いていただきました。
そのような縁で、学校にクラシックギター科という教科ができ1年経ったのを機に私達を常州市第15中学校の芸術顧問として受け入れていただき認定式に参加した次第です。
 当日は生徒さんが校門の前に並んで私達を迎えてくださり、認定式では校長・教職員・生徒の皆さんそして常州市教育委員会の方々までも集まってくださいました。また、中学生のギター教育或いは芸術教育の、方法、学業との兼ね合い、日本での状況等も話し合いました。
 常州市というのは、工業都市で上海市と南京市の中間くらいにある都市です。日本では県のなかに市がありますが中国では反対で市のなかに県があるのです。教室には数10台のギターや譜面台などが整備され授業風景や生徒さんの演奏を見る事ができました。それから私達による公開レッスン。


そして私達の演奏。認定式などおこなわれこれらはすべてテレビ撮影され翌日放映されたそうです。
教育委員会の方が言うにはギターのクラスを取った生徒が一般の成績が下がるのではないかと懸念していたようですが逆に上がっているそうで、モデル校としても成果が出ているようです。
 私達も年に1度くらいのペースで訪中して交流をはかり、このプロジェクトの成功を手助けして行きたいと思っています。

中国に行くたびに思うのですが町並みも人々の服装もどんどん変化しそれと共に中国のギター界のレベルもどんどん向上しているようです。日本に追いつき追い越すのも時間の問題かもしれません。
国公演では必ず同行してもらう通訳の張涛さんは常州市の出身です。今では通訳と言うより大事な友人です。普段は貿易の仕事をしているのですが私たちが中国に行くときには何を置いても手伝ってくれます。最初は音楽のことはあまり知らないようでしたがいまではすっかりギター通です。通訳の時には私のしゃべる何倍もの事を皆さんに伝えてくれ場を和ませてくれます。今回の公演では常州市にいきましたのでかれの自宅に招待してくれ、美人の奥さんや娘さんと楽しいひと時を過ごさせてくれました。
これからもよろしく。

トップページに戻る