人生雑感(その9)
これから聖書を読もうとされる方に、順不同ですが幾つかのアドバイスをしてみます。先ず入手される聖書は、勿論原文に忠実なもので無ければならないが、翻訳と装丁が現代のもの。そして読みやすいこと。何故なら、手にされる方々が兎に角読み続けて下さらなければ意味がありませんから。教会によっては、古い信者や教職者の愛着があり、半世紀も前の読みづらい翻訳聖書や、もっと以前の文語体のものを用いているところもあるが、それはそれで慣れている者には悪くは無いとしても、一般の文学書もそうですが、すらすら読めないものだと、初めて目を通される方の根気が続かないのは当然です。皆さんにお勧めするのは、新改訳聖書もしくは新共同訳聖書です。特に索引の豊富な新改訳聖書が良いと考えます。
また、とりあえず聖書の内容についてどんなことが書いてあるか大まかに知りたいと思われる方には、実際、役に立つ入門書は山ほどありますが、読み物風の書物から、寝転んでも読めるもので且つ内容の素晴らしいものを二三例示します。 三浦綾子著「新約聖書入門」と「旧約聖書入門」(光文社)、パール・バック著「聖書物語」新約篇および旧約篇文庫本(社会思想社)、ウオルター・ワンゲリン著 小説「聖書」徳間書店)など、子供さんには、ピッコロ版 聖書のはなし 新約聖書および旧約聖書(創元社)なども手ごろでしょう。(いづれも、我が家の書架から一部をピックアップしたに過ぎませんが。)どれも小型で持ち運べます。
聖書を直接手にするのが本来ベストです。その場合、どこから読み始めてもいいのですが、先ず新約聖書を開いて、巻頭の系図を最初はスキップして、はなしの始まるところから読み始めるのがよろしいでしょう。最初の四巻は四人の記者が別々の観点からイエス・キリストの生涯を記録しており、第五巻目は、弟子たちの活動記録であって、この辺までは無理なく読めるでしょう。大多数の方は読み始める箇所の選択と相談相手の欠如から、せっかくスタートしたのにギヴアップして仕舞われます。最初は理解できない箇所が当然あります。そこはそのままにして先に進むのがよろしい。参考書を脇に置くとか友達や仲間の居る方が望ましいのはいうまでも無く、それが可能なところでは、キリスト教会の門を叩いてみては如何ですか。存在場所が判らない時は、下記の書店やラジオ放送局に照会されるなり、インターネットで検索してみてください。
キリスト教のメデイアに関しては、地域ごとに色んなテレビ番組、ラジオ放送、専門書店、出版物などがあります。ここでは、毎晩全国をカヴァーして放送しているキリスト教放送局、FEBCと、銀座に出られる方のためのキリスト教書店をご参考までに紹介します
FEBC
ラジオ 放送 毎日よる9:30 – 10:45まで 周波数 1566kHz
信者、未信者を問わず、どなたにも最適お勧め番組です。
URL http://www.febcjp.coml
銀座通り三丁目 3Fがキリスト教書店 お勧めの書店
URL http://www.kyobunkwan.co.jp
その他、御茶ノ水界隈ならば、駅前の「御茶ノ水キリスト教会館(CLC)」へ
立ち寄ってみられては如何ですか。和書も洋書店もあります。