*歯ブラシの持ち方 *
わしづかみという持ち方は本能的なもので、物心がついたころにはいろいろなものをその握り方で
持つのは自然なことでした。(歯ブラシを含めて)
その昔、Brashingの和訳を 歯磨き としたことにより、ブラッシングが歯を磨くというイメージが定着
してしまったのではないかと考えます。
歯は 磨く必要がない と言ったら不思議に思いますか?
ブラッシングは、歯の表面に付着した プラーク を除去することを目的とします。
硬いものを磨くのであれば、ノコギリを持つような持ち方で、ゴシゴシとこすればよいのですが
軟らかいプラークを対象として、複雑に凸凹とした口の中に入れた歯ブラシを動かす持ち方としては
適していません。
その証明として 、この ノコギリ持ち では大きい字は書けますが、小さい字や器用に動かすことには適していません。感覚が鋭く 器用に動かすことができる歯ブラシの持ち方は、字を書く持ち方
つまり、 鉛筆持ち や 毛筆持ち に変えていく必要があります。
一度、覚えてしまったものを変えていくのは大変なことですが、何故、字を書く持ち方にする必要が
あるのかという理由をはんすうしながら、努力してください。