Australia SydneyからNew Castle ー1972年

 1972年7月、初めての海外出張で、Sydneyに行きました。 

そこから、打ち合わせのあるNew Castle迄、車で連れて行かれましたが、週末、一旦、Sydneyに帰った後、再度New Castleに出向く時、わがままを言い、小生だけ、列車で行くことになりました。日曜日の朝、勇躍、Sydney Central駅に向かいました。

 SydneyからNew Castle

 

9番線の停車中の電気機関車牽引の列車が、New Castle行きです。

機関車はE1834、EF58に一寸似ています。客車の中は結構、豪華でレザー張りのリクライニングシート、車端の通路の壁面は木製の曲線が優美です。しかし、乗客は余り、多くなかったと覚えています。

近郊電車区間が終わるHornsbyで、機関車交換です。

ここまで、牽引してきたE4634が開放され、ディゼル電気機関車D4463がここから牽引します。

Australiaと言うと乾燥した平原を連想しますが、沿線の東海岸は入り江が深く切れ込んでいて、風光明媚なところです。

3時間程で、New Castle駅に到着しました。牽引のディゼル電気機関車(DEL)はアメリカンタイプです。カリフォルニアゼファとかエンパイアビルダーなどと言うアメリカの大陸横断列車の絵本でよく見た顔です。Australiaでは、水の少ない平原を走るため、はやくから、米国のメーカと技提し、この種の機関車を製造したようです。SydneyからPerthまでの大陸横断列車、The Indian-Pacificも長い間、このタイプの機関車で牽引されていました。

 New Castle近辺の列車

New Castle駅で、少し、撮影し、ホテルに向かいました。翌、月曜日からは再び打ち合わせです。しかし、その合い間に近くの駅で、ローカル列車の撮影を少し行うことが出来ました。

New Castle駅に停車中のDELに牽引された列車(左)、いかにもローカル列車用と見えるロコに古いPC5連です。最後の客車にはオープンデッキがあります。右はこれもアメリカンスタイルの気動車(2連)です。電気方式の気動車でしょう。この付近のローカル列車にはこれが主に使われているようでした。

New Castle駅の次の駅と思われる小駅付近での列車です。New CastleはNew South Wales州で第2の都市ということで、例の気動車が結構頻繁に走っており、客車列車も少し走っていました。工業都市らしく、長編成の貨物列車もかなりあり、これは例のアメリカンタイプの流線型DELが牽引してい ました。 

 New CastleのSL

仕事相手のお客さんは大変親切で、鉄道が好きだと言うと、面白いものを見せてやると、蒸気機関車(SL)の車庫に連れて行ってくれました。本線上では見かけなかったが、火の入っているSLもあ りました。

色々なSLがいました。SLはブリティシュタイプが多いようですが、火の入っているのは小型のもので、既に、SLは入換え主体になっていたのかもしれません。

SLのなかにはガーラット形といったでしょうか?、ボイラーの前にも水タンク車があり、これと炭水車に走り装置(動輪)がついている巨大なSLがありました。わが国には無く、サブロクかメータゲージで軌道が弱い鉄道で大出力を得るもので、東南アジア、アフリカなどに主にあると何かで読んだことがありましたが、Australiaで会えるとは思いませんでした。

Australia, New South Wales鉄道は1435mmゲージで、軌道も左程弱くはないようですが、水の少ない平原を給水無しに走るためこのようなSLを導入したのでしょうか?、石炭を積んでおり、湯気の出ているものもありましたので未だ、走っていたのかもしれません。このようなマンモスSLが走るのを見たかった ものです。

以上、約30年前のAustraliaの鉄道の片鱗でした。


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