本のスネイプ先生のセリフを抜き出します。
表の章やページは日本語版のものです。
英語は引用文の後にページ数を括弧内に示しています。
抜けているセリフがあったり、誤字脱字がありましたら、ご一報いただけると助かります。
2巻
(日本語版はハードカバーから、英語はUK版ペーパーバックの『小』サイズから引用しています)
章 | ページ | 引用 | ひとこと |
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5 | p.114 |
「もしかしたら」 |
ハリー達の会話に背後から突然割り込んできました。氷のように冷たい声で! |
「その人は、君たち二人が学校の汽車に乗っていなかった理由をお伺いしようかと、お待ち申し上げているかもしれないですな」 'he's waiting to hear why you two didn't arrive on the school train,'(p.87) |
スネイプ先生が新学期の宴に居ない理由。振り返ったハリーの目に、ローブをはためかせて立っているスネイプ先生の姿が映りました。 |
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p.115 | 「ついてきなさい」 'Follow me,'(p.88 ) |
こんなこと言われたら、どこまでもついていくのに… | |
「入りたまえ!」 'In!'(p.88 ) |
簡素な一言(笑) | ||
「なるほど」 「有名なハリー・ポッターと、忠実なご学友のウィーズリーは、あの汽車ではご不満だった。 ドーンとご到着になりたい。お二人さん、それがお望みだったわけか?」 'So, ' 'the train isn't good enough for the famous Harry Potter and his faithful side-kick Weasley. Wanted to arrive with a bang, did we, boys?'(p.88 ) |
「ドーンと」は'bang'ですね。 原文でも斜体で表現されているところを見ると、かなり強調して言った言葉でしょうか。なんか可愛い〜♪ |
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「だまれ!」 'Silence!'(p.88 ) |
この言葉は、今後も多く使いそう。 | ||
「あの車は、どうかたづけた?」 'What have you done with the car?'(p.88) |
突然の、車の話題にハリーは心を読まれたと感じます。 | ||
p.116 | 「おまえたちは見られていた」 'You ware seen,'(p.88) |
またしても簡潔なお言葉。 | |
「空飛ぶフォード・アングリア、いぶかるマグル」 FLYING FORD ANGLIA MYSTIFIES MUGGLES.(p.88 ) |
新聞の見出しです。日本語では見出しも読んでいるみたいに「」がついていますが、原文は''では括られていません。 | ||
「ロンドンで、二人のマグルが、郵便局のタワーの上を中古のアングリアが飛んでいるのを見たと断言した……今日昼ごろ、ノーフォークのへティ・ベイリス夫人は、洗濯物を干しているとき……ピープルズのアンガス・フリート氏は警察に通報した……全部で六、七人のマグルが……。たしか、君の父親はマグル製品不正使用取締局にお勤めでしたな?」 '"Two Muggles in London, convinced they saw an old car flying over the Post Office tower ... at noon in Norfolk, Mrs Hetty Bayliss, while hanging out her washing ... Mr Angus Fleet, of Peebles, reported to police" ... six or seven Muggles in all. I believe your father works in the Misuse of Muggle Artefacts Office?'(p.88 ) |
your fatherのyourが斜体。微妙に強調して言ったかと思うと可笑しいです。 フォードアングリアはノーフォークの上空を通っているのですね。ノーフォークは、サフォークの北に接しています。サフォークにはスネイプ村がありますが、ロンドンからだとそこは通らなかったと思います。 |
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「なんと、なんと……捕えてみればわが子なり……」 'Dear, dear ... his own son ... ' (p.88 ) |
スネイプ先生の'Dear, dear... ' って可愛い。 | ||
「我輩が庭を調査したところによれば、非常に貴重な『暴れ柳』が、相当な被害を受けたようである」 'I noticed, in my search of the park, that considerable damage seems to have been done to a very valuable Whomping Willow,'(p.88 ) |
この時の暴れ柳の調査時には、こぶを枝か何かで突いたのでしょうか? | ||
p.117 | 「だまらんか!」 'Silence!''(p.89) |
今年度二度目。しかも斜体(笑) | |
「まことに残念至極だが、おまえたちは我輩の寮ではないからして、二人の退校処分は我輩の決定するところではない。これからその幸運な決定権を持つ人物たちを連れてくる。二人とも、ここで待て」 'Most unfortunately, you are not in my house and the decision to expel you dose not rest with me. I shall go and fetch the people who do have that happy power. You will wait here.' (p.89) |
Most unfortunatelyは「まことに残念至極」か、なるほど。すごく残念そう〜 | ||
p.120 | 「ダンブルドア校長、この者たちは『未成年魔法使いの制限事項令』を愚弄し、貴重な古木に甚大なる被害を与えております……このような行為はまさしく……」 'Professor Dumbledore, these boys have flouted the Decree for the Restriction of Underage Wizardry, caused serious damage to an old and valuable tree ... surely acts of this nature ... ' (p.91) |
valuable tree “貴重な”木かぁ。この木に対する感情やいかに…。 | |
7 | p.163 | 『私、スネイプ教授は、本日クィディッチ競技場において、新人シーカーを教育する必要があるため、スリザリン・チームが練習することを許可する』 'I, Professor S. Snape, give the Slytherin team permission to practise today on the Quidditch pitch, owing to the need to train their new Seeker.' (p.122) |
厳密に言えば、スネイプ先生の“セリフ”ではありませんが、スネイプ先生の許可のお言葉なので入れました、 |
9 | p.214 | 「校長、一言よろしいですかな」 'If I might speak, Headmaster,'(p.157) |
If I might speakって言い方、普通にするのかなあ。 |
「ポッターもその仲間も、単に間が悪くその場に居合わせただけかもしれませんな」 'Potter and his friends may have simply been in the wrong place at the wrong time,'(p.157) |
一瞬、「え?」と思うくらい公正な意見。 | ||
「とはいえ、一連の疑わしい状況が存在します。だいたい連中はなぜ三階の廊下にいたのか?なぜ三人はハロウィーンのパーティにいなかったのか?」 'but we do have a set of suspicious circumstances here. Why were they in the upstairs corridor at all? Why weren't they at the Hallowe'en feast?'(p.157) |
やっぱり、最初の印象は覆されました。 疑わしい状況を羅列するスネイプ先生…。 |
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「それでは、そのあとパーティに来なかったのはなぜかね?」 'But why not join the feast afterwards?'(p.157) |
スネイプ先生、じわじわ攻めています。 | ||
p.215 | 「なぜあそこの廊下に行ったのかね?」 'Why go up to that corridor?'(p.157) |
そしてまたWhy。 | |
「夕食も食べずにか?」 'Without any supper?'(p.157) |
さらに畳みかけるように聞くスネイプ先生。 | ||
「ゴーストのパーティで、生きた人間にふさわしい食べ物が出るとは思えんがね」 'I didn't think ghosts provided food fit for living people at their parties.' (p.157) |
原文は過去形。時制って難しい… | ||
「校長、ポッターが真っ正直に話しているとは言えないですな。すべてを正直に話してくれる気になるまで、彼の権利を一部取り上げるのがよろしいかと存じます。我輩としては、彼が告白するまでグリフィンドールのクィディッチ・チームからはずすのが適当かと思いますが」 'I suggest, Headmaster, that Potter is not being entirely truthful,' 'It might be a good idea if he were deprived of certain privileges until he is ready to tell us the whole story. I personally feel he should be taken off the Gryffindor Quidditch team unatil he is ready to be honest.' (p.158) |
原文は二文。しかし、ここでクィディッチ・リームから外す提案をしているのは、それがハリーにとって堪えるからか、スリザリンリームを有利にしたいからか。後者なら、ハリーの実力を認めていることになりますね。 | ||
p.217 | 「おうかがいしますがね」 'Excuse me,'(p.158) |
'Excuse me,'って言ってたのか! | |
「この学校では、我輩が魔法薬の先生のはずだが」 'but I believe I am the Potions master at this school.'(p.158) |
その通りですとも!スネイプ先生が魔法薬学のマスターです! | ||
11 | p.279 | 「静まれ! 静まらんか!」 'Silence! SILENCE!'(p.203) |
珍しく大声を出してます。 |
「薬を浴びた者は『ぺしゃんこ薬』をやるからここへ来い。誰の仕業か判明した暁には……」 'Anyone who has been splashed, come here for a Deflating Draft. When I find out who did this ... '(p.203) |
日本語訳の『ぺしゃんこ薬』がかわいくて仕方ありません!スネイプ先生にこんなかわいい言葉を言わせるとは! | ||
「これを投げ入れた者が誰かわかった暁には」 'If I ever find out who threw this,'(p.204) |
日本語訳の「暁には」も好き。 | ||
「我輩が、まちがいなくそやつを退学にさせてやる」 'I shall make sure that person is expelled.' (p.204) |
意気込んでいたけど、退学にできませんでしたね。証拠不十分でしょうか。 | ||
p.283 | 「エクスペリアームズ! 武器よ去れ」 'Expelliarmus!''(p.206) |
武装解除呪文はここで初登場!スネイプ先生がお手本を見せたこの呪文が、後にハリーの決め手となります。 | |
p.284 | 「どうやら、名コンビもお別れの時が来たようだな」 'Time to split up the dream team, I think,'(p.207) |
「名コンビ」の原文は、「The dream team」でした。 | |
「ウィーズリー、君はフィネガンと組みたまえ。ポッターは―」 'Weasley, you can partner Finnigan. Potter - '(p.207) |
partnerには、パートナーを組むという動詞もあったのですね! | ||
「そうはいかん」 'I don't think so,'(p.207) |
原文は意外とマイルドな言い回し。 | ||
「マルフォイ君、来たまえ。かの有名なポッターを、君がどう捌くのか拝見しよう。それに、君、ミス・グレンジャー―君はミス・ブルストロードと組みたまえ」 'Mr Malfoy, come over here. Let's see what you make of the famous Potter. And you, Miss Granger - you can partner Miss Bulstrode.' (p.207~208) |
クラブ活動であっても、先生の指示には従わないといけないんですねえ。誰と組んでも良さそうですが…。 | ||
p.286 | 「フィニート・インカンターテム!呪文よ 終われ!」 'Finite Incantatem!' (p.209) |
'Stop,! Stop!!と叫んだだけのロックハートと違い、すぐに行動に移すスネイプ先生♪だったのですね! | |
p.287 | 「ロックハート先生、それはまずい」 'A bad idea, Professor Lockhart,' (p.209) |
「それはまずい」は、「A bad idea」 | |
「ロングボトムは、簡単極まりない呪文でさえ惨事を引き起こす。フィンチ‐フレッチリーの残骸を、マッチ箱に入れて医務室に運び込むのがオチでしょうな」 'Longbottom causes devastation with the simplest spells. We'll be sending what's left of Finch-Fletchley up the hospital wing in a matchbox.'(p.209) |
映画では、ハリーとロンを組み合わせる提案に対し、ロンの杖ではハリーをマッチ箱に入れて医務室に送ることになると言っています。吹き替えにも字幕にも出ていませんが。 | ||
「マルフォイとポッターはどうかね?」 'How about Malfoy and Potter?' (p.210) |
素敵な提案です。 | ||
p.289 | 「動くな、ポッター」 'Don't move, Potter,'(p.211) |
簡潔な指示。 | |
「我輩が追い払ってやろう……」 'I'll get rid of it ... '(p.211) |
かっこいい♪ | ||
15 | p.396 | 「これこれ、マルフォイ」 'Now, now, Malfoy'(p.288) |
「校長職を志願なさっては?」とマルフォイに言われて薄い唇がほころんでいるようにハリーは見ていますが、校長になりたかったわけではないと私は今でも思ってます。 Now, nowには、人を叱ったり注意を惹いたりの「これこれ」「こらこら」の意味があります。 |
「ダンブルドア先生は、理事たちに停職させられただけだ。我輩は、間もなく服飾なさると思う」 'Professor Dumbledore has only been suspended by the governors. I dare say he'll be back with us soon enough.'(p.288) |
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p.397 | 「急ぎたまえ。薬草学のクラスに引率して行かねばならん」 'Hurry up, I've got to take you all to Herbology,'(p.288) |
この頃、先生たちは次のクラスに引率したり、トイレに付き添ったりしなければなりませんでした。 | |
16 | p.431 | 「なぜそんなにはっきり言えるのかな?」 'How can you be sure?'(p.315) |
生徒が一人『秘密の部屋』へ連れ去られた、と聞き、椅子の背をぎゅっと握り締めてこの質問をしました。 |
p.432 | 「なんと、適任者が」 'Just the man,'(p.316) |
一歩進み出てこのセリフ! | |
「まさに適任だ。ロックハート、女子学生が怪物に拉致された。『秘密の部屋』そのものに連れ去られた。いよいよあなたの出番が来ましたぞ」 'The very man. A girl has been snatched by the monster, Lockhart. Taken into the Chamber of Secrets itself. Your moment has come at last.'(p.316) |
大真面目な顔で言ってるのでしょうか。表情が見たいです。 | ||
p.433 | 「我輩はたしかに覚えておりますぞ。ハグリッドが捕まる前に、自分が怪物と対決するチャンスがなかったのは、残念だとかおっしゃいましたな」 'I certainly remember you saying you were sorry you hadn't had a crack at the monster before Hagrid was arrested,'(p.316) |
スネイプ先生の記憶力さすがです! | |
「何もかも不手際だった、最初から、自分の好きなようにやらせてもらうべきだったとか?」 'Didn't you say that the whole affair had been bungled, and that you should have been given a free rein from the first?'(p.316) |
ああ、本当に細かいところまでよく覚えていますね。 |