28章

最悪の事態に、私は言葉もありません。まさか、こんな形で登場人物が死ぬとは予想もしていませんでした。弱っているので、そのまま…かと思っていました。

スネイプ先生を追うハリー。途中で血溜まりに倒れている人達が誰だかわからないけど、胸騒ぎがします。これ以上ハリーの大切な人が命を落としませんように。
とりあえず何人かについてはこの時点での無事は確認されました。トンクスはデスイーターと戦っているのでこちら側のようでした。疑ってごめんなさい。
でも、学校の中は阿鼻叫喚。これからどうなってしまうのでしょう?
あまりにも緊迫した場面が続き、読んでいて手足が冷たくなってしまいました。

スネイプ先生とハリーが対峙しています!まさかこんなことになるなんて。
でも、信じたい、信じ続けられる根拠をどこかに残しておいて欲しいです。
先生、ヴォルデモート並に憎まれて、無理もないです。弁解の余地もなくなってきました。

ハリーの呪いをことごとく寄せ付けないスネイプ先生。やっぱりかっこいい。
そして、ついにHalf-Blood Princeの正体が明かされました。やっぱり。でも、なぜ?
この状況で明かされても…。それ以前のショックが大きすぎて驚いていられません。

ハリーのcoward(臆病者?)という言葉は、スネイプ先生の逆鱗に触れました。
この異常な反応は何でしょう?ああ、心から血を流しているかのように感じられます。
先生も苦しんでいるのだと思いたいです。

バックビークに攻撃されるスネイプ先生。辛いです。どんな人であっても、やっぱり私はスネイプ先生が大好きなのです。先生が傷つくのを見たくありません。
そして、スネイプ先生が行ってしまう……
境界線を出たら、もう二度と先生ではなくなってしまうでしょう。

何も知らないハグリッドにスネイプが何をしたか、話すハリー。ハグリッドは信じません。
こんなにも信用されていたのに。

ハリーの静かな悲しみが迫ってきます。本当に逝ってしまったのですね。
そして見つけたロケットは、なんと偽物でした。虚しいです。
偽物を得るための苦労だったとは、ダンブルドアもハリーも報われません。むごすぎます。
どうしてここまでハリーは苦しまなければいけないのでしょう。

私は悲しくて悲しくて、この思いを誰に伝えていいのかわかりません。
スネイプ先生の行為も、ハリーの大切な人の死も、スネイプ先生が去ってしまった事も。

2006.2.13

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