26章

荒涼としたイメージの海岸の描写が続き、私は少々退屈でした。
洞窟に入り、痛そうなことをして入った先には大きな湖がありました。
何だか広くて怖い。心細いというか。ヴォルデモートが使ったというボートに乗った二人。
水の中には不気味なものが…
ああ、この章に入ってから感じていたこの気持ち、お化け屋敷に入った時のように何が起こるかわからない不安感だったのだと気付きました。
そてにしてもダンブルドアと一緒だというのに、読んでいる私のこの不安感は一体何?
今まで以上に恐ろしいことが起こりそう。

US版の表紙の絵はこの場面だったのですね。ペンシーブを覗いていると思っていたのですが、緑色に光っていたのはポーションだったとは。ポーション…気になります。

やっぱり! 校長が恐ろしいことを言い出しました。そして行動に移しています。
ああ、ハリーが一番ためらいそうな状況になってきました。だめだめ、ここで怯んでは全てが台無しになるよ、ハリー。一気に行けっ!
でも、きついです。この状況。かわいそうに、十代の男の子にこんなことさせるなんて。
涙が出ました。ハリーを試すかのように、嫌がり始めるダンブルドア。
迷うに決まってるじゃない、と思ったのですが、ハリーは続けています。偉いよ、ハリー。
水を欲しがるダンブルドアに、魔法でゴブレットに水をだしてもすぐに消えてしまいます。
えっ?湖の水って大丈夫なの??

やっぱり大丈夫じゃありませんでした。
もう次の試練なんて、かわいそうなハリー。ダンブルドアは死んだのかと半ば諦めていたら、ピンチを救ってくれました。

帰路につく二人。ダンブルドアがどんどん弱っていくのが不安です。
スネイプ先生、助けて!と私は心の中で念じました。

2006.2.11

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