5章

ハグリッドが助かったのかどうか、すぐに明らかにされないのをもどかしく思いました。
新しく登場した人物のテッドという名に見覚えがあります。
すぐに浮かんだのがテッド・トンクスという名でした。それってトンクスのお父さんだっけ?と思っていたら、そうでした。ちゃんと目的地に到着していて、ホッと一安心。
ハグリッドも無事で良かったです。

なんとか無事に隠れ穴に行けましたが、みんながいない!ポートキーは、発動する時間が違ってセットされていたのはそれぞれの中継地点の距離の違いでしょうか。
ジョージはルーピンと一緒でこの姿。他のみんながますます心配になりました。
それにしても、何てむごい描写でしょう!読んでいて血の気が引いていくようでした。

キングスリーの登場によって、ダンブルドアがハリーのいない所でどんな話をしたかがわかり、興味深いです。
突然のスネイプ先生の名に「ぐっ」と思わず声が出ました。
ジョージの耳を失わせたのは、スネイプ先生だった!?
やっぱりあの中にいたんだ!でも、ハリー(の姿)を傷つけるとは!
ああ、スネイプ先生は、今までどんな時だって決してハリーの体を傷つけることはなかったのに。
そもそも、緑の閃光を放ってくること自体、デスイーターたちはハリーを殺す気なんだ。
セクタムセンプラを「ハリー」に?
スネイプ先生はやっぱり箒の「ハリー」を狙った?
でも、スネイプ先生なら、本物のハリーがわかるのではないか?
偽者とわかっていたからこそ、容赦なく攻撃したのでは?
と、次々に色々な考えが浮かんできました。とにかく、なんとか都合よく解釈する方向性は変わりません。

とても心配させられたものの、なんとか徐々にメンバーが戻ってきました。と思ったら、マッド・アイの訃報が届きました。この章のタイトルはハリーのことだと思っていましたが、マッド・アイのことだったとは!
マンダンガスが本当にパニックに陥ったのかどうかわかりませんが、少なくとも心配していた通りの悪い事態を招きました。今更ながら、彼が今回の護衛のメンバーであることの必要性がよくわかりません。まだまだ何かありそうで要注意だと思いました。

それにしても、マッド・アイの評価の高さを、私自身余り認識していませんでした。ヴォルデモートもデスイーターたちも騎士団員も随分高い評価をしています。が、私のイメージのマッド・アイは、1年近く偽者に監禁されていた姿のままでした。百戦錬磨の闇払いだったんだと認識し直しました。彼の目が今後悪用されなければいいのですが。
そして彼は、ローリングさんの言う主要メンバーなのかどうか気になるところです。

どうも今回のハリーはルーピンと反りが合わないようなのも気になります。
今後ずっとこんな調子なのでしょうか。

またヴォルデモートは、ハリーと感情、思考を共有させることを再開したようです。
やっぱりあの時、しっかり閉心術を学んでおかないから利用されるのだと思いました。

2007.9.8

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