4章

この章のタイトルにまず驚きました。ポッター家の人々でも出てくるのでしょうか。
去っていくダーズリー家の車を目で追ったり、昔を思い出したり、少しハリーは感傷的になっているように見えます。やっぱりこの家はハリーの家だったのだ、と思いました。ろくな思い出がなかったけれど、やっぱり血の繋がった家族ではあったということでしょうか。思い出の場所をたどるハリーの姿に胸を打たれました。

轟音と共にやってきたのはハグリッドでした。
この家にやってきた時と同様、シリウスのバイクで去っていくつもり?1巻の最初の場面が蘇ります。憎い演出だなあ、今度はサイドカーか、大きくなったもんね、などと思ったら、たくさんの人が!ハリーの親しい人達総出演といった感じで和みました。
トンクスの髪の色からすると、彼とは上手くいっているのでしょうか。ルーピン、さらに歳をとったようで心配です。人狼は人より加齢が早いのでしょうか。
やっぱり二人は結婚していたのですね。

タイトルは、ダミーを入れて7人のポッター、という意味だったとは。なるほど、面白い。それにしても身代わりのメンバーの安全が心配です。マンダンガスは何か失敗しそうで、別の意味で心配。人選を誤っていないでしょうか。
6人の偽ハリーの服を脱ぐ際の配慮の足りなさが面白いです。それを気にするハリーも。こうなるとハーマイオニーら女性達のトイレはどうするのか気になります。1時間だから行かないか。

思った通りバイクに乗ることになりましたが、箒やセストラルの可能性もあったとは。
ハリーは箒が得意だということをスネイプが知っている、と突然名前が出て苦しくなります。スネイプ先生はどこまで情報を公開しているのでしょうか。
しかし、見た目が子どもっぽくても、ロンにニヤニヤされても、居心地悪くても、命には代えられないよハリー。まだまだ自覚が足りないように思えます。
いよいよ出発となって、全員再び顔を揃えられるのかとても不安に思いました。

突然の襲撃は、ある程度予想していたとはいえ、さっきまでの滑稽とすら思える場面とのギャップに戸惑います。それにgreen lightって・・・
ヘドウィグが!!当たったのでしょうか?こんなにあっけなく?
ローリングさん、考えてみればいつも突然重要な人物(動物)の命を奪っています。突然すぎて、いつも受け入れられません。今回も。

うわー!ハグリッドが落ちた!アクシオは少しは効果があったのでしょうか?他のポッター達の安否は?すごく気になる終わり方です。

後半一気に読み、ヴォルデモートが登場してからは、感想をいちいち書いてなどいられませんでした。集まったデスイーター達の中にスネイプ先生がいるのではないかと気になり、先に名前が目に入らないよう、次以降の行を隠して読みました。ページ内のネタバレすらダメなのです。結局、先生は出てきませんでしたが・・・

2007.9.5

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