32章

途中、色々な文体が入り混じっています。冷静だったり、動揺していたり。
一文読んでは書き残したので、長いし見苦しいです。でも、そのまま載せます。

フレッドが犠牲になるとは…ダンブルドアの死は衝撃的だったけれど、フレッドは別の意味で衝撃を受けました。まるで親しい身近な誰かを失ったかのような。
今まで彼が言った冗談の数々も、痛快な出来事も、全てが虚しく感じられます。
フレッドの時間が止まってしまった…もう会えないなんて信じられません。

私には生死がわからなかったルシウスは、生きていました。酷い罰を与えられた様子に、スネイプ先生の身を案じた矢先、スネイプを連れてこい、との命令が!
いよいよ大詰めの感があります。
スネイプ先生を必要とするヴォルデモート。一体どういうつもりで求めているのか心配でなりません。

ヴォルデモートの居場所が明らかになります。叫びの屋敷です。
最後にヴォルデモートとハリーとスネイプ先生が集うのはこの場所でしょうか。
というより、ホッグズ・ヘッドから逃げたホグワーツの生徒達、むしろヴォルデモートのそばに行ってしまって、大丈夫でしょうか。

ハリー達3人で被る透明マント、足が出ています。なぜか、涙が出てきました。1年生の時からたびたび一緒に被っていたけれど、いつの間にこんなに大きくなったのでしょう。

生徒達がデスイーターと戦ってる!ディーンはドロホフと。ドロホフはルーピンと戦っていたのでは?大丈夫なのでしょうか?
この状況でパトローナスを出すのは難しいでしょうに、兄を失ったロンが弱々しくてもパトローナスを出していることに胸を打たれました。彼は一体どんな幸せを思い出したのでしょう?そして、ルーナ、どうしていつも弱った心に響く言葉を言えるのでしょう?


叫びの屋敷にスネイプ先生が!ハリーじゃないけど、心臓がどうにかなりそうでした。
あー、怖いよ。ヴォルデモートの口調が。何を考えてる? な、な何を言ってる?
そして、スネイプ先生の口調もいつもと違う。切れが無いし、自信もなさそう。
うろたえている?
ヴォルデモート、激しく怒ってる!スネイプ先生、危ない!
ああ、先生、生きて叫びの屋敷を出られるのでしょうか。
なんで、先生、同じこと繰り返してるの?怒りを倍増させるだけだよ(泣)
先生のことvaluable(価値のある、役に立つ)って言ってるよ。怖い。何考えてるの?
どうしよう!どんどん状況が悪化していく。私の手足が冷たくなって痺れてきた。
こんな動揺した様子のスネイプ先生、怖くて見ていられない!目も合わせないし。
目を合わせたと思ったら、デスマスクのような顔って…先生の精一杯の努力の証?
そして、また同じこと繰り返している。時間を稼いでいるの?
ハリー、入って来ないで!先生の時間が止まっちゃう!!
違う。ハリーは関係ない。エルダーの杖の本来の持ち主がスネイプ先生だと言いたいんだ。責めてるんじゃない。スネイプ先生が生きていては、邪魔なんだ!
やばい!この場で!?

そんな…あっけなさ過ぎる…先生に何の言葉も残させないなんて。
先生の首から、血がどくどく流れてる!ということは、まだ心臓動いてる? 助けて!
スネイプ先生の足が、震えるブーツが見えている!まだ間に合うよ。ハリー、助けて!

近づくハリーに、ついに声を上げて泣きました。号泣しました。
ハリー、血を止めてくれようとしている…あんなに憎んでいたのに。
先生、最後の力を振り絞って声を出してる。
この銀の物質は記憶の糸? ああ、先生の記憶が、想いが溢れてる…
目から口から耳から。こんなにたくさん…フラスコの縁いっぱいになるほど。
先生、抱えきれないほどの重荷を負っていたんだ…
ずっと言えなかったことを、こうして伝えているんだ。
でも良かった。伝えることが出来て。誰かが傍にいてくれて。
いまわの際の言葉が‘Look...at...me...’やっぱり先生、自分を見るように言った…
5巻を読んで好きになったときから、こうなるような気がしていました。
でも、力尽きてしまった先生。何を見せたかったの?さぞ。無念だったでしょう。
ああ。動かなくなってしまって…………先生、本当に、逝ってしまったんですね。

どうしよう、涙が止まらない。家族に気付かれないようにしなければ。

2007.12.2


2007.12.6


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