3章

ダーズリー一家にも危険が迫っている様子。そうか、ハリーが17歳になったら魔法が解けて、ダーズリー一家も狙われかねないのか、と納得します。
すごく不安そうに見えて、仕事や学校のことを気にする叔父さんは、やはり状況の厳しさがよくわかっていないようです。しかし、根気よく説明するハリーも偉い。
やっと、ダドリーの言葉で決まりましたが、ハリーが17歳になった瞬間、どんなことが起こるのか考えると結構怖いです。

ディーダラスディグルの言うハリーの護衛に関しての小さな変更というのが、不吉で気になります。

部屋を出る際のダドリーの言葉の意味が今ひとつ飲み込めません。ダドリーはハリーと一緒に行きたいのでしょうか?自分で決定しておきながら、なぜ今になって出発を渋るのか訝りながら読みました。
え?ダドリー、今なんて言った?俄かにドキドキしてきました。
ああ、ダドリーはディメンターに襲われた時、ハリーに助けられたという自覚があったのですね!
ああ、ペチュニアおばさんまで!
私もいきなり3章で涙が出るとは思いませんでした。やっぱりペチュニア叔母さんに愛はあったんだ!
って、抱きしめたのは自分の息子かい!!叔母さんの涙の解釈を間違えたようです。

でもやっぱり泣けました。ハリーとダドリーの別れの場面が。ダドリー、ただの独活の大木だと思っていたけれど、その心の動きまで読めなかったけれど、彼もなかなか良い成長振りを見せてくれて嬉しいです。悪戯だと思ったいたドアの外の冷めた紅茶の意味を思うと泣けてきます。
最後に部屋を出て行くペチュニア叔母さんが何か言いたげに見えるハリー。ここで何か明かされるのか?と期待しましたが、行ってしまいました。もしかしてさっきの涙の解釈も間違っていなかったのかもしれないようという気もします。
今後彼らは再び会うことがあるのだろうか、ペチュニアおばさんの口から何か聞く機会はもうないのだろうかと気になりました。

2007.9.2

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