26章

この章は、読む前から気が進みませんでした。絶対失敗しそうな気がしていたので。
ゴブリンを出し抜けるはずがないと私はとても心配しながら読み始めました。
読み始めてすぐ、ハリーの新しい杖の材質について新しい発見がありました。
サンザシの花言葉が辞書に出ていたのです。「希望」でした。
ハリーは「希望」を手に入れたのだ!という驚きと、ドラコは「希望」失ったのだという不安に見舞われました。

ハーマイオニー、最初はベラトリックスを演じるのが下手で、危なっかしく思って見ていましたが、そのうち、偉そうな態度を示せるようになってきたのが面白かったです。
しかし、また厄介な人物に出会ってしまいました。魔法省の時といい、どうも計画通りには事は運ばない様子です。
銀行に入っても状況は改善されません。ベラトリックスの杖については、盗まれたことが知られているようだし。
と、そこでハリーが「禁じられた魔法」の一つ「服従の呪文」を使いました!
やはり、ハリーは必要に迫られて使う時が来るような気がしていました。そして、5巻のベラトリックスのアドバイス(?)も蘇りました。今後さらに強力な「禁じられた魔法」を使う必要が出てきそうな気配を感じました。

グリンゴッツの二重三重の泥棒避けをクリアし、なんとか金庫に入ったはいいけれど、案の定、目的の物はすぐには見つからず全くやきもきしました。しかも、外には誰か大勢が迫って来ている気配がするし、触れたものは熱を持って増殖するし。
これはもう、目的物を見つけられないまま出られないのではないかと思い始めたころ、カップが見つかりました。
はああ。カップを取りに行くのに使った呪文がレビコーパスとは!スネイプ先生が苦労の末開発した呪文がここで役に立ってる!リベラコーパスもね。

そして、思った通り出し抜かれたのは、ハリー達でした。
ドラゴンを使って脱出するとは、想像できず、またしても驚かされましたが、この時点で、剣は結局失ってしまったように思えました。カップは手に入れたようでしたが。どうやって破壊するのか、少し考えてみようと思いつつ、きっと先を急いで読んでしまうことでしょう。
レイブンクローにまつわるものは見つからなかったようですが、私はいまだにあの必要の部屋にあった蔓の上のティアラが気になっています。目指すはホグワーツなんじゃないかと気が気ではありません。というか、既に2/3以上読み終っているのに、スネイプ先生の出番が少なすぎで、満たされません。

2007.11.15

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