24章

ああ、ハーマイオニーは助かったようで良かったです。
でも、ドビーはやっぱり。
ローリングさん、容赦ないと思いました。この調子であと何人死ぬのでしょう?
まったくやりきれない思いでした。

ハリーはここへ来て、やっと心を閉ざすことを習得したようです。スネイプ先生から学んでおくべきだったことを今。何かしら基盤が出来ていたと思いたいところです。
当時費やされたスネイプ先生の時間が、全く無駄だったと思いたくないです。

え?何?このグリップフックの描写は!
「sallow skin(土気色の肌)とか「 long, thin fingers(細長い指)」とか「 black eye(黒い目)」とか。まるでスネイプ先生みたい。スネイプ先生、背は低くなくても何かゴブリンと関係でもあるのだろうかと、勘ぐってしまいました。

杖はどうにもならないようです。でも、またしても思いがけないことが発覚しました。
いったい杖の仕組みってどうなっているんでしょう?ドラコの杖がハリーを選ぶとは!
ドラコの杖の素材がHawthorn(サンザシ)とunicorn hair(ユニコーンの毛)というのが、何だかピュアな印象で、意外というより納得しました。
ロンの杖がピーター・ペティグリューの杖というのは、ちょっと不安です。強いて作らされた、というのも印象が悪いし、Brittle(脆い、儚い)という性状も不吉な感じで。

エルダーの杖の持ち主が誰だかわかりました!ずっとホグワーツに何かあるはずだと思っていましたし、ダンブルドアは何か持っているはず、とも思っていましたが、それが杖だとは、不思議と思いつきませんでした。説明は明快で、とても納得できるものだったので、気付かなかったの悔しいです。

ハリーの傷が、ホグワーツの輪郭を見せ始めてから、そわそわして落ち着きませんでした。とにかく、早くスネイプ先生を見たくて。
そして、ヴォルデモートがホグワーツに到着すると、期待通り、スネイプ先生が出迎えたようです。ああ、やっぱりマントを翻して歩く姿はかっこいい。もっともっと見ていたいのに、すぐ去ってしまいました。残念〜

ヴォルデモートは、ダンブルドアの墓を壊しました!
そこまでは、想定の範囲内でしたが、まさか遺体の細かい描写まであるとは!
そこまでリアルに表現しなくても、というのが正直な感想でした。
これからもっと生々しい表現が登場するのでしょうか。それがスネイプ先生に関するものでないことを祈るばかりです。

2007.11.8

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