21章
ハーマイオニーが読み始めた物語、なんだか彼らに似ているような気がしました。 まず力を求める長男が、誰かっぽい。ということは、次男か? ものすごく集中して次男の記述を読みました。 次男を形容するarrogant(尊大な、横柄な、)がまた怪しいです。 とすると、次男は一体何を望んでいるのかが気になります。死に対する姿勢も。 死に、より屈辱を与える?死から誰かを呼び戻したい?誰を? これはすごく暗示的だと思いました。 そして、三男の記述も気になります。長男はともかく、次男は死から逃れなれないのか(誰も逃れられないけど)、続きが気になって焦りました。 うひゃー!次男が呼び戻したかったのは、既に死んでしまって結婚が叶わなかった女性でした!こ、これは、もしや? そして次男の末路に身悶えしました。しかも、自ら死を選んでいるし! いやいや、これはただの物語だ、昔からあった子どものお話だ、妄想を進めるのは、まだ早い・・・と自分をなだめていました。 ルーナのベッドルームの天井の思いがけない絵に驚き、さらに金の鎖を構成する文字に鳥肌が立ちました。ルーナ・・・ と思っていると、何だか部屋の様子が変です。 さっきから、Xenophiliusが窓の外ばかり見ていたのが気になって仕方なかったし、ルーナを連れて戻らなかったことも、帰りがやけに遅いルーナも気になってしました。でも他の話に気を取られていたので、この部屋の違和感に急に不安を覚えました。 そして間もなく不安は的中しました。 でも、Xenophiliusは死喰い人たちに信じられていません!なんと哀れな。 ハリー達の去り際、死喰い人達はハリーの姿を見たのかよくわかりませんでした。 でも、見なければXenophiliusが嘘をついたことになってルーナを返してもらえません。 ロンにだけマントを被らせたのは、重い病気で家にいることが確認されているからでしょうか。だとしたら、姿を見せるだけ見せて、さっさと逃げた、ということでしょうか。 ハーマイオニー、何て機転の利く子なんでしょう! 2007.10.23 戻る |