20章
毎回タイトルからスネイプ先生の活躍があるかどうか想像するのですが、この章はあまり期待できませんでした。人物そのもののタイトルなので。 7巻を読み始めた時は、ハリー達の場面と死喰い人側の場面が交互に出てくることを期待したのですが、1章で出てきたきり、あとは噂話ばかり。 まさか最後にちょろっと出てくるだけなんじゃ・・・ ハーマイオニーの怒りもなかなかおさまらないようで、ロンもちょっと気を遣っているようです。ハーマイオニーの提案もロンに支持され、なんとなくしぶしぶ従う感じのハリーが哀れでした。 ルーナとロンの家は随分近いところにあるようですが、学校以外では交流がなかったように見えます。あまり魔法使い同士の交流ってないのでしょうか? Xenophiliusからはあまり歓迎を受けず、かといって追い出されるわけではなく、かえって色々心配になります。ルーナを呼びに行ったけど連れて戻らなかったとか。 また、しわしわ角のスノーカックの角と言って飾ってある角が、エルンペントの角らしいことがハーマイオニーによって知らされましたが、その角を持ってきたという若い魔法使いが気になります。フレッドとかジョージならいいけれど、死喰い人ってことはないだろうかと。 エルンペントについては、「幻の動物とその生息地」に、ハーマイオニーの説明とほぼ同じものが載っていて、作者も用意周到だと感心しました。 最後の最後にDeathly Hallowsの名が出てきてハッとしました。タイトルにもなっているこの名をすっかり忘れていました。 6巻の時は、Half-Blood Princeが誰なのかずっと考えていたのに。 Hallowsが邦題通り「秘宝」を示すのか、「聖人」など別な意味を表すのか、いよいよわかるのだと思うと次の章への期待も高まります。 7巻は全体が今までの謎を解決していく形で展開すると思っていましたが、新しい登場人物が現れたり、新しい言葉が出てきたり、半分過ぎた今でも、全く先が読めなくて、本当に面白いです。 2007.10.21 戻る |