19章

タイトルがとても気になりました。銀の雌鹿?銀色なら、パトローナスだと思うのですが、ハリーのパトローナスの牡鹿と何か関係でもあるのでしょうか?
まさかスネイプ先生の?とつい考えて苦笑します。雌、雄の違いはあるもののそれじゃハリーとあまり変わらないので。

ハリー同様、雌鹿がしゃべる声に期待しましたが、しゃべってはくれませんでした。
そう簡単には正体は明かされないようです。
が、何でこんなところに剣が!?
冷たい池の中にある理由がわかりません。水に入らなければ取れないなんて。
あの鹿が入れたのか、鹿を出した人物が入れたのか。剣を渡したいのか渡したくないのかこれではよくわかりません。
が、そんなところがまたスネイプ先生っぽくて、再び雌鹿を疑います。
ローリングさんはネタバレになるからと言ってスネイプ先生のパトローナスを明かさなかったし、剣を偽物とすりかえるチャンスはスネイプ先生にもあったわけだし・・・
早く真相が知りたいです。

水に入ったハリーはロケットに襲われ絶体絶命!と思ったら、誰かに助けられました。
私の期待虚しく、スネイプ先生ではありませんでしたが、なんとロンでした。でも、ロンが来られるようでは、追っ手も来られるのでは?と直ちに心配になります。

ロケットを開ける手段にハリーは気付いたようです。言われてみれば、納得です。
そして、ロケットからは、剣を持つロンを惑わす言葉が次々と出てきました。これは巧みにロンの劣等感、迷いを突いています。ちょっとボガート的な反応だと思いました。
ロンには出来ないのか?と心配になり始めたころ、いきなりロンは成し遂げ、私も驚きました。全く気を持たせます。

ハーマイオニーは戻ったロンを抱きしめて喜ぶと思ったら、そんなに甘くはありませんでした。すごいキレっぷりです。
それでも、どうやら落ち着いて、とりあえず杖も手に入れたし、一時はどうなることかと思ったハリーの荒んだ気持ちも、少し晴れたようでよかったです。

ロンが合流できた理由が明らかにされましたが、全く思いもよらないものでした。
ダンブルドアの遺したアイテムは、まだまだ未知の使い道がありそうで期待できます。

ところで、ちょっとドキッとしたのが、次の一文でした。
He looked at the serpentine‘S’,〜: it was easy to visualise it as a minuscule snake,(p.305)
10/14の日記に、「やっぱりSって一番蛇っぽい文字ですね♪」などと書いていたので。
そのつもりはなくても、ネタばれみたいになってしまったような気がします。
今更引っ込められないので、そのままにしてありますが、日記を書いた時は、まだこの文章読んでいませんでした。

2007.10.17

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