16章

ハーマイオニーまでそのうち去ってしまうのではないかと心配になるような、会話の少ない様子は読んでいても気が滅入ります。
ハリー達はいつまで、あてもなく彷徨うのでしょう?
6巻終了時点では、むしろスネイプ先生が逃亡生活で点々とすると思って胸を痛めていたのに、全く私にとって思いがけない展開です。

忍びの地図は、ホグワーツにいる時しか使えないと思っていましたが、どこにいてもホグワーツの校内のことがわかるとは、便利な代物です。あー、ジニーの名に見入ってしまうのは当然だと思いますが、ちょっとストーカーっぽいような気も・・・

フィニアスが言葉とは裏腹に時々来てくれるのが、私も嬉しいです。
二人がホグワーツの情報を楽しみにしているように、私もスネイプ先生の情報に飢えています。というより、そろそろスネイプ先生自身を登場させて欲しいです。
こうして度々他人の口からスネイプ先生の名が出ることはあっても、実際登場したのは、1章だけでした。クライマックスまではもう登場しないのでしょうか。

しかし、スネイプ校長、なかなか苦戦しているように見受けられます。アンブリッジの教育令(24号?)を復活させたようです。コントロールできなくなっているのでしょうか?
でも、ジニーのホグズミード行きを禁じたことは、ただのお仕置きとは思えません。ジニーが学校の外へ出るのは危険すぎる気がするからです。と、どうしても好意的に解釈したいところです。

ハーマイオニーが読んでいる本のマークも気になりますが、ようやくやってきたゴドリックの谷にワクワクします。ここは本当に色々な発見がありそうです。
期待を裏切ることなく、ポッター親子の像、ダンブルドアの母や妹のお墓、そしてポッター夫妻のお墓もありました。
しかし、特筆すべきは、ポッター夫妻の生年月日と没年がわかったことでした。
ジェームズもリリーも1960年の3月と1月生まれでした!
ということは同じ1月生まれのスネイプ先生も1960年生まれと決定したわけで、私は大喜びです。今まで1960年生まれ説を支持して、誕生日もそれを基準にロウソクを用意していましたから。
この事実にすっかり浮き足立ち、ハリーの涙に我に返るという有り様でした。

2007.10.10

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