13章

やはり、思った通り、ハリー達の計画通りには事は運ばなかったようです。
ロンもハーマイオニーもその姿本人の仕事を遂行しなければならなかったわけですが、それは十分予想できたことではないかとその詰めの甘さが気になります。

アンブリッジの部屋のドアにマッドアイの目が!そうか、やっぱり彼は死んだのですね。
私はまだ会えるような気がしていましたが。

アンブリッジの部屋でロケットは見つかりませんでしたが、仕事部屋に置くとは限らないと思いました。身につけるか、自宅では?と思ったら、身につけていました。
そして大胆にも失神呪文をかけるハリー。こうなったらもうこっそり帰ることは難しいと思われ、どう切り抜けるかハラハラしました。だいたい、ロンはいまだに別行動だし、置いて逃げるわけにはいかないだろうし。
まあ、エレベーターで会えて良かったです。3人揃ったので、多少大変な思いをしても、結局は無事に脱出できるだろうと、ちょっと安心しました。
そして、案の定、かなりごたごたしたものの、3人揃って姿くらましした時には、やれやれと思いました。が、最後に大変気になる出来事が!
ハーマイオニー自身に異変が起きたのか、ハーマイオニーが持っている(?)ロケットに何かあったのか、いったい何が起こったかわからないまま、この章は終わってしまい次が気になるところです。

ところで、12章も13章も随所で面白い描写が見られ、本筋とは関係ないものの可笑しくてたまりませんでした。例えば、ハーマイオニーがゲーゲートローチを無理に勧めた上に、激しく吐いているReg Cattermoleの髪を掴んで抜いておきながら‘Oh dear!’と言ったり、ロンがエレベーターで出会ったポリジュースで姿を変えたハリーをハリーとわからず挨拶したり、ハリーがウィーズリー氏と一緒にエレベーターに乗ってきた女性の髪形を蟻塚に似ていると見ていたり。緊迫した場面であるはずなのに、その度に吹き出しました。なんでこうも面白いのでしょう。

2007.10.2

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