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2003.8.17 (日) 雨
朝、八王子のこども科学館「サイエンスドーム」へ行った。
9時から10時までプラネタリウムで、「天体教室」が開かれるためだ。
今日は教会の奏楽奉仕も無いし、この時間なら10時半からの礼拝にも間に合う。
小二の息子に「天文」への興味を持たせるには絶好の機会だと、親として目論む。

7時過ぎに、布団の中で高いびきの息子を、調子よく起こす。
昨日から行くことを伝えてあるため、眠い目をこすりながら起きてきた。
食事をとり、8時過ぎに家を出る。
息子はよく、色々なことを私に質問する。時々、天文に関することも聞いてくる。
行きの車の中でも、太陽、惑星について聞いてきた。
出来るだけ易しく説明するが、これがまた難しい。何しろ相手は小学二年生なのだ。
説明してもちんぷんかんぷんということもある。
大人が使う科学用語をどうやって超簡単にするか、そこに悩むのだ。
何しろ、太陽が「核融合反応」によって光と熱を出していると言っても、
核融合反応なるものを子供は知らない。それで水素がヘリウムに変わるにしても、
水素さんヘリウムさんの誰なのかも全く解らないのだから、「太陽は自分で燃えて光って
いるのよ・・・」くらいが、一番分かりやすいかと、こちらの頭をギヤチェンジする。

さすがに日曜の朝は道が空いている。昨日は目茶混んだ国道16号の稲荷坂も、
まったくスイスイと走れる。20分で現地へ到着した。
駐車場に車を止めると、子供や親子連れがサイエンスドームに集まってくる。
「みんな早いな〜」と思っていたら、なんと!地区のラジオ体操だった。
サイエンスドームの駐車場で、館員の皆さんが世話役をしているのだ。ご苦労様です。
「よろしかったらご一緒にどうぞ」との声に促され、飛び入りでラジオ体操に入れてもらう。
体操は第一だけかと思ったら、そのまま続けて第二に。
もう長いこと第二なんてやってないから、かなり忘れているなぁ。
でも、係員を見ながらやっていると、結構思い出すものだ。
一通り終わり、子供達はカードにシールを貼ってもらっていた。
もちろん、飛び入りの私達には無い。
でも、久しぶりに朝のラジオ体操、気持ちが良かった。早起きは三文の得だね。

時間になり、天体教室のためにプラネタリウムへ入る。
ちなみに、この天体教室は夏休みの日曜日にやっていて、しかも無料なのだ。
それでテキストと星座早見版のキットがもらえる。これは子供のいる親には美味しいぞ。
プラネタリウムの席に座り、天井に映し出される星やスライドを見ながら、
係員(講師)の説明を聞く。時間は一時間。空調も効いていて、超お薦めスポットです〜。
今日の人数は、ざっと10名。定員270名に10名だから、ほとんどプラネタリウムが
貸し切り状態。すごく贅沢な気分に浸る。でも、もっと沢山の子供や親御さんに
来てもらいたいものだ。折角の素晴らしい企画なのだから。

今の時代は、星を見るにはあまりに環境が悪い。
どこに行っても光害がある。空気が悪い。八王子、あきる野近辺も、
ほとんど明るい星しか見えない。きれいな星空を見るには、車で出かけなければならない。
昔は、それはそれは、星がよく見えたものだ。
25〜30年前は、はくちょう座にあるHαU領域の光を出す北アメリカ星雲が
肉眼で見えた。今ではそれどころか、なんとか白鳥の形がわかる程度の星しか見えない。
しかし、だから今の子供達に、夜空の素晴らしさ、星の楽しさを知って欲しいと思う。
どんなときも、何千年も変わることなく輝いている星々。人が天を見上げれば、
いつもそこにあり、実はものすごく沢山の現象が起こっている星空。
そんな楽しい星の世界に、息子が目を向けてくれたら、と、思っているこの頃である。

折しも、この8月、6万年ぶりに火星が地球に近づいてくる。
雨空を見上げながら、望遠鏡の出番を待つ日々である。