順番待ちにもの申す
今日、八王子のこども科学館へ家族と行ってきた。
そこにはプラネタリウムがあり、夏休みの家族連れが多く訪れていた。
入館時には料金がかかるが、入るとプラネタリウムは無料で見られる。
午後2時開演のために列に並んだ。見ると前には大人ばかり十数人が並んでいる。
私は息子と一緒に並んで待っていた。
開場時間が近づくと、大人達は携帯で連絡を取り始める。
すると子供達がワヤワヤと列の中に入ってきた。その数20人近い。
親が子供のために順待ちをしていたのだ。
ここでちょっと引っかかった。
親にしてみれば、確かに子供が順番待ちで長く待たされるのは可哀相だと思う。
自分が代わりに待ってあげようと思うのは分かる。
しかし、
本当に子供のために、それで良いのだろうか?
長く待つと言っても、開場までの20分。小学生や中学生にとって、
20分は我慢出来ない「長時間」なのだろうか?
今は携帯という便利な道具があるので、親子の連絡もすぐにとれる。
開場間近を知らせれば、子供は遅れることなく来ることが出来る。
では、今までず〜っと並んでいた親子にとってみれば、後から列に入ってくる子供達は、
「割り込み行為」ではないのか?
極端な事を言うと、親一人に子供が99人いたとする。
列の先頭に親一人が並んで、時間間近に子供を呼ぶ。99人の子供が列に割り込む。
すると、2番目に並んでいた人は101番目になってしまうのだ。
もし定員が100人だとすると、一人の親とそこに割り込んできた子供達で、定員一杯になる。
2番目以降に並んでいた人達は、当然中に入れない。
無論、実際子供はそんなに多くない。しかし、10人の親に対して子供は1〜2人とすると、
それだけで、総勢約25名くらいになってしまうのだ。
昔は携帯など無かった。
だから、大人も子供も、みんな我慢して並んで待った。
それが平等だった。
親は子供と話しをしたり、ジャンケンなどのゲームをしたりして
子供が飽きないで待つように工夫したものだ。
子供も「並んで待つ」ことを体で学んだ。
そして、列に割り込んではいけないこと、良い席に座りたければ努力して早くに並ぶことを学んだ。
しかし今は、
子供が可哀相だから、その時間がもったいない、そんな理由で、
子供にとって大切なものを、大人が子供達から奪ってしまっているように思う。
私は自分の子供達には、それを学んで欲しいと思う。
順番に並んで待つということは、実はとても大切なことなのだ。
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