Nikon D700
一年半、Canon EOS-1D Mark3 を使った。
とても良いカメラだ。レンズも素晴らしい描写だ。
ほとんどパーフェクトなカメラで、とても気に入っていたが、
ひとつ、どうしても気になったことがある。
木々の緑の描写に馴染めないことと、富士山を撮影した時の
雪の明るい部分のディテールがノッペリすることだった。
木々の緑の描写は撮影者の好みの問題で、写りが悪い訳で
は無い。これMark3だけでは無く、Canonデジ一眼の画作り
として共通のことなので、これは理解しているつもりだったが、
やはり馴染めず、以前使っていたNikonの色合いが恋しくなった。
撮る目標をCanonの色が合うものに変えようとも思ったが、
やはり自分の撮りたいものを撮りたい。
富士山の描写も然り。
そういう訳で、本当にEOS-1D Mark3 は、とても良いカメラ
だったが、手放す決心をした。

僕がそれを決心したのには、Nikon D700 という、
Nikonのフルサイズ機の存在があった。
有効画素数1210万画素、最高感度ISO25600という
とんでもない高感度まで使用できるフルサイズ機だ。
Nikonフラッグシップ機D3と同じ撮像素子を使い、
ゴミ取り機構が付き、常用感度はISO200〜6500、
様々な先進機能が盛り込まれた低ノイズ機だ。

1月中旬、リサイクルショップで僕のカメラシステムの
査定をしてもらった。
目標はD700+24〜120VRのセットと70〜300VRが
買えるだけの値段。
結果は全部で23万ちょっと。
これではD700の本体も買えない。
D700が欲しかったが、今は買い時じゃ無いと諦めた。

が、

先日、いつも世話になっているカメラショップの店長に
リサイクルショップで査定してもらった話しをしたら、
「それは安すぎますよ、うちで査定してみましょうか?」
と言うので、ダメもとで、全く期待せずに査定してもらった。
そうしたら、
30万!という金額が出てきた。

家に帰ってカミサンにその話しをしたら、
カミサンの EOS-40D はもう使わないので、
それを下取りに加えて良いと言う。
以前カミサンのカメラはKissX2に買い換えようかと
いうことでカメラショップで査定してもらったことがある。
その時は5万で下取るということだった。
早速店長に電話をかけ、その話をして、以前と同じ金額の
5万円で40Dを下取ってもらえることになった。
それにストロボとリモートタイマーも下取り加え、
総額365,000円。
必要経費は370,000円、、、5千円の差だ。

考えた。
総額100万円近くもしたCanonの全システムを手放すのは
確かに勿体ない。レンズもカメラも素晴らしい。
また、カミサンにも申し訳ないと思う。
しかし、
今がNikonに戻る最後のチャンスかも知れない。

そんな訳で、Nikonのフルサイズ機、D700と
24〜120VRのセットと70〜300VR、それと
リモートタイマーを、追い金5千円で購入した。

現在、テスト撮影し、セッティングを自分に合うように
追い込んでいる最中だ。
D700もパーフェクトでは無いことは分かっている。
しかし、自分に合うカメラという感じがする。
それに、やはりフルサイズは使っていて気持ちがいい。

ちなみに、ストラップは、Nikonの純正では無く、
EOS−1D Mark3で使っていた Canonのプロストを
使っている。。
NikonのカメラにCanonのストラップはおかしいかも
知れないが、使いやすく自分が気に入ったものを使いたい。
Canonのプロストは自分には一番良いストラップだと思う。
なので、人の目など気にせずに使っている。

最後に
買い換えを快く承諾してくれたカミサンに感謝している。