3価クロメート処理

3価 クロメート処理は現行のアロジン(6価クロメート)処理の代替処理で、 6価クロムを処理液と皮膜中に含まない為 RoHS指令に対応しています。各社より対応処理液が出ているようですが、当社は ディップソールのALT-610を使用しています。
アルミ・亜鉛合金に適応可能で、母材の条件にも よりますが、ADC12の場合、塩水噴霧試験(SST)にて96時間以上の耐食性を持たせることが可能です。 また乾燥のための加熱に強く(200℃程度まで検証済み)、現行のアロヂン#1200よりも通常の使用条件では強いといえます。
皮膜付着量はCr 1.5〜3.0mg/m2程度で皮膜厚みは1μ以下程度です。
アロヂン処理液よりも厳密な管理が必要でpHとフッ素イオン濃度とを一定時間おきに計測しています。
Cr濃度は毎月メーカーサンプリングで測定しています。
薬品代はアロヂンよりも大幅に高く約5倍にもなります。

技術資料も有りますのでお問い合わせください。



仕上がり色調は写真では見にくいのですが、薄青〜薄黄色です。処理液は濃緑色です。