インド民族音楽 弦楽器 シタール(SITAR) ‐ ついにAnnyジョージもその世界に傾倒か!

  ■ビートルズとインド音楽
ビートルズ、特にジョージ・ハリスンは中期から後期にかけて、インド音楽にのめり込みましたね。
どうもインド音楽から、やがて宗教的な概念にまで傾倒していったようです。
ジョージがこの世を去る前には、既に悟りの境地であったのは、やはりインドの神に召す自分を認識していたのでしょう。
自分もこういった悟りの境地に至ってみたいものですが、入山しても梵念ばかりで無理でしょうな?

おっと話題が大きくずれましたが、ビートルズの曲で「インド音楽」が最初に取り入れられたのは、「ノルウエーの森」でしたが、
厳密に言うと、映画「HELP!」の中で出演している怪しい宗教集団に「ヘイ!ビアトル」と言われながら、
奴らがシタールとタブラを演奏したいたのがお初のお目見えとなります。

以降、LPリボルバーの中では「ラヴ・ユー・トウ」、
LPサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドの中では「ウイズイン・ユー・ウイズアウト・ユー」が有名ですが、
以後シングルのレデイ・マドンナのB面に収録された「ジ・インナー・ライト」も隠れた名曲になっています。

また隠し味としては至る所に顔を出しており、
「トウモロウ・ネバー・ノウズ」のイントロ、「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイヤモンズ」、「ゲッテイング・ベター」などに
タンブーラのドウローン(シタールの連続音)が聞こえます。

いずれにしても、すべてジョージが一枚かんでいるはずで、
ビートルズ解散前にリリースしたジョージのソロLP「不思議の壁」には、これでもか!という位にインド音楽、
特にシタールとタブラが登場します。

Annyジョージが思うに、既にリッケンバッカー360−12を使い出した時点で、
12弦の共鳴音にシタールと共感するものを感じていたのではと思う次第です。
そしてジョージの前世は絶対インド人だったのでは?と。

■特徴
共鳴弦が13本、主弦が7本あり、共鳴弦は主弦を弾くと、いい音を出してくれます。
ボデイはかんぴょうを実を干して乾かす。
中身はねずみに食わせてくり抜くという話しもある。

調弦法はいくつかあるらしいが、C#に調弦するのが一般的。
案外、調弦のことはどこにも書いていないので、
以下に記します。(この情報も別サイトからの受け売りですが。。。)

1弦F#、2弦C#、3弦G#、4弦C#、5弦G#、6弦C#、7弦C#

他の楽器と合わせる場合はDチューニングにする。
1弦G、2弦D、3弦A、4弦D、5弦A、6弦D、7弦D

ビートルズの場合、「トウモロー・ネヴァー・ノウズ」を筆頭に、
「ラヴ・ユー・トウ」もキーはCであるため、
1弦F、2弦C、3弦G、4弦C、5弦G、6弦C、7弦C
のチューニングが良いでしょう。

また共鳴弦は、キーCの場合、低い方から、
1弦C、2弦B、3弦C、4弦D、5弦E、6弦E、7弦F、8弦G、9弦A、10弦B、11弦C、12弦D、13弦E
となります。


■ BACK ■