ポール≒「Hofner 500/1」

 今から20年以上前、誰からかもらったフィルムコンサートのチケットを片手に前橋まで 行き、
そこで見たライヴ映像の物凄いエネルギーにシビれ、4時間もの間スクリーンに釘付け となってしまいました。

そう、初めて動くビートルズを見たのはこの時なんです。そしてこの日から私は彼らを追いかける事 になったわけです。
当時、私はバンドを組みたくて、ギターを買おうとアルバイトをしていました。 

もちろん、欲しかったのはフィルムコンサートで観たポール・マッカートニーの抱えるバイオリン型ベース!
寝てもさめても頭からその事が頭から離れなかった…。

さて、ポールが使っていたベース・ギターは、ドイツのヘフナーというバイオリン・メーカー製で、 
ポールが使用するまではほとんど無名でした。
バンド名のBeatle(かぶと虫)に似たボディフォルムを気に入り、ポールが購入したという説が あります。
ホロウ・ボディの持つ丸くふくよかな音色とショートスケール&スリムネックによる演奏性の高さが特徴で、
ビートルズサウンドの要とも言えます。

そして更にはコピーバンドの基本でもあります!
(どんなに上手なコピーバンドでも、ベースがこれじゃなきゃダメ!)

10年ほど前、右利きだったギターを左に持ち替える決心をし、
その際ついに本物のヘフナーバイオリンベース500/1を手に入れてからは(高かったな〜)、
本格的にPaulを目指し、特訓の日々を過ごしている訳です。 

そして今日も愛器のヘフナー500/1をブリブリ鳴らし、Paulしている私でございます。


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