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元は魂の意味だったらしい。『隠』でも『おに』と読み、 陰陽の陰、暗い、不吉などといった意味で使われていた。
妖怪としての鬼で年代的に最も古いものは『元興寺の霊鬼』か役小角の使役した『前鬼・後鬼』で共に飛鳥時代末期から奈良時代初期。 役小角について書かれた書物で最も古いものが編まれたのが平安時代初期なので、 奈良時代後期あたりから徐々に妖怪としての鬼が形作られ、坂上田村麻呂(平安初期)など英雄的な侍の登場で さらに広まって行ったのではないかと考えられる。
今の鬼のイメージになったのは昔の方位学(風水・陰陽道など)で
悪い気が抜ける方角、北東のことを『鬼門』といい、その方角のことを一般的に
『丑寅(うしとら)』と呼んだので牛の角を生やし、虎のふんどしを着けた姿になったと言われている。
また、当時の鍛冶が山に住み、石ころから鉄製品を作り出す業を持ち、
場合によっては危険な仕事で体の一部を失った姿などから鬼のイメージが出来たとも言われている。
ちなみに、コレと同じ理由で北欧では鍛冶屋を『魔法使い』と呼んだらしい。