EarthingSystem   M’Sのアーシング思考 

 

○Earthing(アーシング)とは?Earthingの目的

一般的に電気は、+(プラス)から−(マイナス)へ、向かって流れています。(細かいレベルで話をすると違いますが、それは置いておいて。)

車では、電気は、どこから出て、どこに流れていきますか?(オルタネーターは、とりあえず無視して)

そう、バッテリーのプラスから出て、バッテリーのマイナスに帰ってきますね。

各電気機器に、プラスはハーネス(電線)でそれぞれ供給されていますが、マイナスはどうでしょうか?

それぞれからは、マイナスのハーネスは、出ていますが、その先は?(一部のものは、金属部に取り付けてそれで、アースさせているものも<筐体アース>)

所々に設けられた、“アースポイント”(車体又は、金属部分)にボルト止めをされています。そしてそこから、車体をつたってバッテリー近くまで行き、そこから再び、ハーネス(メインのアースケーブル)に移って、バッテリーのマイナスに帰ります。

これでは、経路も遠回りしているし、抵抗も大きいので、行きはいいが帰りがキツイってことになります。いわゆる、ふん詰まり状態。(エンジンで、エアクリ替えて、ハイカムいれて、マフラーはノーマルのままとおんなじです。そんな人は、いませんよね普通は。)

そこで、車体を使って経路を形成している部分だけでも、新たなハーネスで、バッテリーまで経路を作ってしまい、ふん詰まり状態を改善することを、目的とします。

 

○Earthingの予測効果

電気的経路が、確実なものとなる為電気部品のノイズ低減、作動の安定及び効率向上。

それらにともない、出力トルクの増大、燃費の向上。

エンジンルームの見栄え?。

 

○Earthingの効果(効率)的な?接続

一番良いのは、各機器とバッテリーのマイナスを直接繋げてしまう事。

しかし、マイナスのターミナルに何本も接続は、出来ないし、ぐちゃぐちゃになり見栄えも悪い。

そこで、マイナスターミナルから少し離れたところに、ターミナルブロックを設置し、一部を除いてこっちにつなげるのが、一般的か。マイナスターミナルには、シリンダーブロック・ヘッド・ターミナルブロック位にとどめ、その他の物は、ターミナルブロックに接続。

○集合と直結

シリンダーブロックやヘッドなどの電気量が、大きいポイントはバッテリー直結のほうが、効率的には良いのではなかろうか?

比較的電気量の少ないものは、集合ポイントを作りそこから太めのケーブルで繋ぐ方が、バッテリー周辺の混雑解消に、一役買ってくれる。

○使用ハーネス

もちろん、抵抗の少ないものが良いと思われる。しかし、とても高価(銀製など)なものは、いらない。そこまでのものを使用しなくても十分体感できるし、手軽(懐具合の)さが損なわれてしまう。それよりも、熱対策を施したほうが、後々のためによいかな。

比較的手に入れやすいのは、オーディオ用のケーブル。

○経路(長さ)

最短距離で、持っていくのが望ましい。だからといって、エンジンの動きを無視して、余裕無しでは、どこか突っ張って、切れてエキマニにあたり、燃える。ベルトに絡んで、パワステ止って、慌てる。などの弊害が出てくる。エンジンから、フレームなどにわたる時は、車両ハーネスに沿わせるのがベストではないか?