一人で出来る君 forエア抜き
エンジンのバキューム(負圧)を利用して、ブレーキフルードの入れ替え及びエア抜きを一人で、やってしまうための小道具。人手があっても、フルードの初期送りなどはあっという間に終わるので、手早く出来ます。
○用意する物○
ポリタンク(500〜1000ml位)×1(又は、2)、コック付三ツ又×2、ビニールホース(内径φ4)約3m、耐油ホース(内径φ4)約30cm
ゴムホース(内径φ8)約10cm、ホースニップル×2、1Wayバルブ×1
ホースニップル(カプラ):小型エアーツールなどの接続用の物で、ねじがきってある物(ねじ部は、テーパーになってます) ポリタンクの加工 キャップにホースニップルの径よりも少し小さめの穴を2ケあける。 そこにホースニップルを無理やりねじ込んでしまう。 キャップのタンク側には、ねじ部が出てるので、その片方にだけゴムホースをつける。長さは、タンクの底につく位に。落ちないように根元をタイラップで固定。 タンクの中キャップは、真中をくりぬいて、タンクにはめておく。 |
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三ツ又 水槽用のコック付が便利。ビニールホースへの付ける位置は、タンク付近とエンジン接続部。 もしもフルードを吸い込み始めたら、手元で操作できる。エンジン始動直後にタンクがつぶれない。などのメリットあり。 1Wayバルブ 出来れば、金属製の物が良い。耐油性があれば樹脂でもOK。 付ける位置は、耐油ホースの途中に。 |
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タンクのアップ 右側の汚いのが、キャリパー側。 耐油性の無いタンクだと、変色及び硬化します。 500mlのダブルタンク仕様が一番安全です。が、値が張ってしまいます。 |
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全体 左側のとぐろを巻いているホースが、エンジンバキューム側。 コック付三ツ又の位置はこんなところ。 右側の短い方が、キャリパー側。 |
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2タンク仕様 安心、安全な、2タンク仕様。 ワントラップ設けることにより、いきなりバキュームホースに、ブレーキフルードが入っていかない。 タンク@が満杯にならないと、タンクAには、フルードがいきません。 |
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使用方法 1.三ツ又のコックは、すべて閉じてる。 2.フューエルプレッシャーレギュレーターのホースを抜き、@を間に入れつなぎ直し、コックを開ける。 3.エンジンを始動する。 4.キャリパーのエアブリードに、Aをつなげエアブリードを緩める。 5.Bのコックを開けるとフルードの吸引を開始。(マスターシリンダーのフルード残量注意) 6.フルードに、エアが混じらなくなったら、Bのコックを閉じる。 7.念のために、一度ブレーキペダルを踏んでおく。(1Wayが有るので、出たエアは戻りません) 8.他のキャリパーも同様に行う。 |